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2011/03/20

20日の動き

<東日本大震災:20日の動き>


仙谷官房副長官、9府省庁の次官・長官を首相官邸に集め現状の体制と支援策について報告させる

仙谷氏、官邸で始動 被災者支援を陣頭指揮   野党との折衝でも前面に
2011/3/20 19:10
 東日本大震災による被災者支援の担当として起用された仙谷由人官房副長官が20日、本格始動した。同日に財務、外務、国土交通をはじめ、9府省庁の次官・長官を首相官邸に集め、現状の体制と支援策について報告を受けた。

 「目詰まりを起こしているところがあれば、こちらで責任を持つから(報告を)上げてくれ、ということだ」。仙谷氏は次官らを集めた狙いをこう記者団に語った。

2号機の電源復旧は21日以降=原子力安全・保安院

2号機通電を確認、冷却機能回復は21日以降

福島第1原発の現状 

福島第1原発の現状 

20日現在の東京電力福島第1原発の現状2 件は次の通り。

【1号機】  地震後に冷却機能が失われ「炉心溶融」が一部発生。原子炉格納容器の蒸気を外部へ放出した。12日に水素爆発で原子炉建屋を損傷。海水を注入、電源復旧の作業中。

【2号機】  冷却機能が失われ燃料が全て露出した。14日に3号機の爆発で建屋損傷。15日に圧力抑制プール付近で爆発音。格納容器が破損した可能性。20日に外部から電力が供給され、冷却機能の復旧目指す。

【3号機】  13日に冷却機能が失われ、炉心溶融の可能性。14日に水素爆発が起き建屋が大きく損壊。16日に白煙が確認され、使用済み燃料プールの蒸発と推定。自衛隊、消防が17~20日放水。

【4号機】  定期検査中で原子炉に燃料はない。14日に使用済み燃料プールの水温が84度に上昇。15、16日に建屋で火災。再臨界の可能性。自衛隊が20日放水。

【5・6号機】 定期検査中。19日に非常用発電機が復旧、5・6号機の使用済み燃料プールは冷却を再開、定常温度に。

2011/03/20 19:26 【共同通信】


枝野幸男官房長官、福島第一原発について「客観的状況として再び稼働できる状況にあるのかないのかは、はっきりしている」

福島第1原発「廃炉」に=「再稼働できぬ」-枝野官房長官
 枝野幸男官房長官は20日午後の記者会見で、東日本大震災で被災した東京電力福島第1原発について「客観的状況として再び稼働できる状況にあるのかないのかは、はっきりしている」と述べ、事故が収束しても再稼働は不可能で、廃炉にせざるを得ないとの認識を示した。一方で、「今は(廃炉の)手順を踏むよりも、今の事態を収束させることに全力を挙げている」と強調した。

 同原発をめぐっては、東電の小森明生常務が、廃炉は「当然、議論になる」と語っているほか、福島県郡山市の原正夫市長も海江田万里経済産業相に電話で廃炉を前提にした対応を要請。海江田氏は「しっかりと受け止めて対処していきたい」と応じている。(2011/03/20-19:12)

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011032000151

小沢氏を復興担当相で入閣させ救国内閣を組織するような大胆な手を打つべきなのに今は政局は封印せざるを得ない

活動控える小沢氏「復興担当相で入閣させ救国内閣を」の声も

 東日本大震災で出身地の岩手県が深刻な被害を受けたにもかかわらず、民主党の小沢一郎元代表(衆院岩手4区)が被災地支援も含め表立った活動を控えている。菅直人首相の震災対応に批判が集まる中、目立った動きをすれば「菅降ろし」に結び付いた政局的な行動と受け止められかねないとの懸念もあるようだ。

 小沢氏が公的に動いたのは地震発生から約1週間後の17日夕。自らのホームページで「戦後の荒廃期に匹敵するほどの危機的状況だ。勇気と英知を結集してこの危機を乗り切らなければならない」と表明した。

 首相が19日に、民主党代表経験者を官邸に招いた際にも出席し「日々ご苦労されている。災害復旧に全力を挙げてほしい」と労をねぎらった。

 関係者によると、小沢氏は11日の震災発生後、いったんは「すぐ地元に入りたい」と希望したが、救援活動の支障になりかねないと判断。やむなく都内の自宅にとどまり、旧知の達増拓也岩手県知事らと連絡を取り合って情報収集や助言を与えているという。

 民主党内の小沢氏支持派では「菅政権は機能していない。東北地方に知己がいる小沢氏を復興担当相で入閣させ救国内閣を組織するような大胆な手を打つべきなのに」と不満がくすぶるが、同時に「今は政局は封印せざるを得ない」というのも共通認識だ。
[ 2011年3月20日 17:27 ]

「菅首相と枝野官房長官は、中村審議官が国民に不安を与えたと問題視し、もう会見させるなといってきた」(経産省幹部)

節電大臣蓮舫氏 計画停電に「初めての事なので」とパニック
2011年03月20日16時00分
提供:NEWSポストセブン


「20キロや30キロの根拠を明確に示すものはない。混乱が発生しないように、さまざまなことを総合的に考慮して導き出した政治判断だ」

原発事故 「避難20キロ、屋内退避30キロ」指示の根拠は?
2011.3.20 15:19
■ 最悪想定 妥当な判断 スリーマイルは16キロ

 福島第1原発から放射性物質が漏れている問題で、政府は原発から半径20キロ圏内の住民に「避難指示」を出し、20~30キロの住民に「屋内退避指示」を出している。この範囲はどういった根拠で決められたのだろうか。

 原子力安全委員会が作成した「原子力防災指針」では、原子力発電所から約8~10キロの範囲を「防災対策を重点的に充実すべき地域」として指定。さらに10~50ミリシーベルトの放射線を浴びる可能性がある場合は「屋内退避」、50ミリシーベルト以上で「避難」することを呼びかけている。健康被害が出るとされる放射線量は100ミリシーベルトだ。

 各自治体もこの指針を基に防災計画を作成。福島県もこの指針を基に第1原発と第2原発から半径10キロの範囲を重点地区とし、避難所もこの外に指定していた。11日の地震発生直後、第1原発から3キロ圏内を避難させ、10キロ圏内に屋内退避指示が出たのもこのためだ。

 しかし、事態は想定より深刻だった。翌12日に第1原発1号機で水素爆発が起きて計測値が急上昇すると、避難地域は20キロに拡大。15日には20~30キロの住民に屋内退避指示が出された。

 経済産業省原子力安全・保安院は「予想をはるかに超える事態が起きており、20キロや30キロの根拠を明確に示すものはない。混乱が発生しないように、さまざまなことを総合的に考慮して導き出した政治判断だ」と話す。


福島第一原発3号機の原子炉格納容器の圧力が一時設計上の上限に近づく

3号機・原子炉格納容器の圧力上昇 下げる作業実施へ 保安院
2011.3.20 13:09


独プツマイスター社製生コン圧送機で放水へ

アーム50m超、生コン圧送機で放水検討…東電 
 使用済み燃料一時貯蔵プールなどへの放水で、東京電力が投入を検討している長さ50メートル超のアームを持つドイツ社製の生コン圧送機は、高層ビルの建設現場などで主にコンクリートを流し込むために使われる。


空軍の大気収集機「コンスタントフェニックス」も派遣

東日本大震災:福島第1原発事故 米、情報収集強化 大気観測機派遣、専門兵待機

 ◇専門兵450人待機
 【ワシントン古本陽荘】福島第1原発の事故への対応が難航していることを受け、米軍の情報収集活動が活発化してきた。日本側から要請があった場合の対処に備えた準備が始まったものとみられるが、同時に日本側発表の事故情報への不信感が背景にあることも浮き彫りになってきた。

19日の動き

19日の動き

IAEA「付着した食品を摂取したとしても、健康面の影響は短期間」

東日本大震災:福島第1原発事故 食品から放射性物質 影響は短期間、IAEAが見解 

原子力安全・保安院、「放水で一定の安定状態を保っている」

【原発】3号機の燃料プール「一定の安定状態」
(03/20 05:51)


東京消防庁による3号機への連続放水、20日午前3時40分終了。 政府の二度の延長要請により計画を大幅に超える。

【原発】東京消防庁の放水すでに9時間 計画延長
(03/19 23:05)








IAEA誤情報、「日本政府が福島県産のすべての食品の販売を停止するよう命じた」、後に訂正

IAEAが誤発表 「福島県産食品の販売禁止」、後に訂正
2011/3/20 4:17

東京消防庁の消防隊員、記者会見 

消防隊員 試行錯誤の放水語る
3月20日 4時11分


首都圏の外資系企業などが社員の避難先として各地の貸しオフィスやホテルをまとめて予約

大阪、首都圏の社員避難で満室続出
2011.3.20 01:34


東京消防庁の緊急消防援助隊の第1陣が19日夜、帰還。総隊長の佐藤康雄消防司監ら3人が東京都千代田区の同庁で記者会見

【原発】放水の消防隊員「見えない敵と戦った」
(03/20 01:09)
 福島第一原発では、東京消防庁による放水作業が現在も続いています。19日未明の放水にあたったハイパーレスキュー隊の隊長らが会見し、現場の様子を語りました。

 ホース延長作業をした高山幸夫総括隊長:「(Q.大変だったこと)今回は目に見えない敵と戦う恐怖心もあった。いかに隊員を短い被ばく時間で活動させるか、細心の注意を払った。仲間のバックアップがあったからこそ、任務が遂行できた」
 現場で指揮を執った佐藤康雄警防部長:「(妻に)『福島原発に出動する』とメールしたところ、『日本の救世主になってください』という1行がメールで返ってきた」
 現場で活動方針を決めた冨岡豊彦総括隊長:「隊員は非常に士気が高いので、皆、一生懸命やってくれた」