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2010/11/18

ロシアの「死の商人」がNY連邦地裁に出廷

「死の商人」ロ元軍人が無罪主張 NYの裁判所に出廷
 【ニューヨーク共同】武器密売などの罪に問われタイで身柄拘束、米国に引き渡されたロシアの元軍人で「死の商人」と呼ばれるビクトル・ボウト被告(43)が17日、ニューヨーク連邦地裁に出廷し無罪を主張した。AP通信が伝えた。

 裁判官は次回手続きを来年1月10日に指定、それまでボウト被告を拘置することを決定した。

 ボウト被告は「自分は合法なビジネスマン」と主張している。一方、ニューヨーク連邦地検は17日、ボウト被告の共犯として起訴されたアンドルー・スムリアン被告が2008年に有罪を認めたことを明らかにした。同被告はボウト被告と共謀して左翼ゲリラのコロンビア革命軍(FARC)と武器を取引したなどと供述したという。

 ボウト被告は中東やアフリカなど紛争地に多数の武器を供給した疑いが持たれている。08年にバンコクのホテルで逮捕、今月16日に米国に引き渡された。

2010/11/18 11:00 【共同通信】