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2011/10/13

軽井沢町=最高で1・7マイクロシーベルトの放射線量を測定。 町は保護者に施設ごとの数値は公表せず

軽井沢で1マイクロシーベルト超 学校の雨どい下など
10月13日(木)
 北佐久郡軽井沢町が町内の小中学校、保育園、児童館計14施設の敷地内の雨どいの下などで空間放射線量を測った結果、毎時1マイクロシーベルトを超える比較的高い線量が測定されたことが12日、町教育委員会などへの取材で分かった。文部科学省は学校で過ごす間の被ばく量を年1ミリシーベルト以下に抑えるため、校庭については「毎時1マイクロシーベルト」という目安を示している。月内に土の入れ替えなど除染作業を行う予定という。

 町教委などによると、各地で雨どいの下の放射線量が高いと報じられていることなどから、10月上旬に測定を行った。最高で1・7マイクロシーベルトが測定され、1マイクロシーベルトを超える場所も数カ所あったという。

 7日、園児や小中学生などの保護者には、施設ごとの放射線量ではなく「0・05マイクロシーベルト~1・7マイクロシーベルト」という形で測定結果を通知した。町は、町内の定点や学校のグラウンドで定期的に測定した数値を町ホームページで公開しているが、今回の測定結果は公表していない。

 町教委は「校庭と違って常時活動する場所ではなく、休み時間ずっとそこで過ごしても危険な数値には達しないが、安心、安全のため、なるべく早めに土の除去などの対応をしたい」としている。