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2011/06/23

高速増殖炉「もんじゅ」  原子炉容器内に落下した燃料交換用装置の回収作業が始まる

もんじゅ、落下装置引き上げ開始 今秋復旧目指す
 高速増殖炉原型炉もんじゅ(福井県)で燃料交換に使う装置が原子炉格納容器内に落下した事故で、日本原子力研究開発機構は23日、装置が引っ掛かった原子炉容器の上ぶたの一部ごと引き上げる大掛かりな作業を始めた。24日までに引き上げを終える予定。冷却処理などを経て今秋までに事故前の正常な状態への復旧を目指す。

 装置は水や空気と触れると激しく反応する冷却材のナトリウムに一部が漬かっている状態のため、ナトリウムが外気に触れないようアルゴンガスを注入した専用の大型収納容器を通して行った。

 引き上げは1分間に6センチ程度のペースで進められ、作業全体で約8時間かかる。

2011/06/23 21:45 【共同通信】











WMO=世界気象機関の専門家から、事故直後、日本側からの情報提供が不十分で、放射性物質がどのように拡散していくか予測が困難だったと指摘  加盟国も「事故直後、知りたい情報が得られず、国民に十分説明できなかった」などと日本の対応を批判

“日本の情報提供 不十分”
6月23日 6時16分
ウィーンで開かれているIAEA=国際原子力機関の閣僚会議の作業部会で、東京電力福島第一原子力発電所の事故直後に日本側からの情報提供が不十分だったという批判が相次ぎ、緊急時にはIAEAが外部に放出された放射性物質の種類や量といった重要な情報を素早く入手し、国際的に共有できる仕組みを作ることで、各国の認識が一致しました。

ウィーンで開かれているIAEAの閣僚会議は22日、福島第一原発の事故時の緊急対応について検証する作業部会が開かれ、非公開で意見が交わされました。

出席した日本の関係者によりますと、会合の中で、WMO=世界気象機関の専門家から、事故直後、日本側からの情報提供が不十分で、放射性物質がどのように拡散していくか予測が困難だったと指摘されたということです。

また、加盟国からも「事故直後、知りたい情報が得られず、国民に十分説明できなかった」などと日本の対応を批判する意見が相次いだということです。


「もともと欧州連合(EU)の農水産物に対するセシウムの基準値は1キログラムあたり1250ベクレルだった。それが4月中旬、国の暫定規制値に合わせて500ベクレルに変更された」

茶の放射性物質、静岡知事が規制値見直し要求 「根拠ない」
2011/6/23 3:00
 静岡県からフランスに輸出された緑茶の国内検査で政府の暫定規制値を上回る放射性セシウムが検出された問題で、川勝平太知事は22日、記者団に「(製茶に対する)規制値は根拠がない。飲用茶として検査した値で見ると全く安全だ」と述べ、政府に見直しを求めていく考え。農業関係者の間からも、規制値に対する疑問の声が出た。

 川勝知事は「もともと欧州連合(EU)の農水産物に対するセシウムの基準値は1キログラムあたり1250ベクレルだった。それが4月中旬、国の暫定規制値に合わせて500ベクレルに変更された」と指摘し、「根拠のない規制値を海外に適用させた後始末を、どうするのか」と国を批判した。

 その上で、「国よりも我々の方が暫定規制値を決める根拠を持っている。なるべく早く厚生労働相に会い、説明したい」と、見直しを要求する意向を強調した。

 県経済農業協同組合連合会(JA静岡経済連)茶業課の平野久課長も、「500ベクレルという規制値は、設定根拠がよく分からない。フランスが日本の基準に合わせて規制値を変えていることもあり、早急に見直してもらいたい」と訴えた。

事故後、地表近くの放射性物質は、東日本を通った低気圧の上昇気流によって、上空5,000メートル以上に巻き上げられ、その後、ジェット気流に乗り、アメリカやヨーロッパまで運ばれたという。

福島第1原発事故 放射性物質、9日間で北半球をほぼ1周 九大・東大研究グループ発表

福島第1原発事故で、放射性物質が世界に拡散していく様子が、九州大学と東京大学の研究グループが行ったシミュレーションで明らかになった。

日本を起点に渦を巻き、瞬く間に広がる青い帯。

これは、九州大学と東京大学の研究グループが、福島第1原発からの放射性物質が世界に拡散していく様子をシミュレーションしたもの。

東京大学の中島映至教授は「日本から出たものが、地球をどういうふうに取り巻いているかという問題に関するお話でありまして」と話した。

別の角度、北極の真上から見た図について、東京大学・中村 尚教授は「番号が振ってあるのは、原発起源の放射性物質が(実際)観測されたという位置と、それから時系列、時間的な順番を示しています」と話した。

シミュレーションは、3月14日の夜から23日までの9日間のもの。

福島の放射性物質は、この期間で北半球をほぼ1周したことになる。

研究によれば、事故後、地表近くの放射性物質は、東日本を通った低気圧の上昇気流によって、上空5,000メートル以上に巻き上げられ、その後、ジェット気流に乗り、アメリカやヨーロッパまで運ばれたという。

一方、6月22日、福島第1原発では、2号機の原子炉建屋内の写真が新たに公開された。
茶色くたまっているのは地下の汚染水で、水面近くでは、1時間あたり430ミリシーベルト(mSv)もの高い放射線量が計測された。
そのため東京電力では、遮蔽(しゃへい)対策を行ったうえで、作業員が水位計などの設置作業を行ったという。
(06/23 00:47)







スバルはこの抗議で最初の標的となった自動車ブランド。同団体はその理由について社会活動向け米ウェブサイト、チェンジ(Change.org)に掲載した嘆願書の中で、スバルは「進歩的」で自社製品を女性向けに販促してきたためと述べている。

スバルにサウジアラビア撤退訴え-女性の運転禁止に抗議活動が活発化
 6月22日(ブルームバーグ):サウジアラビアで女性の運転解禁を訴えて運動を展開する団体が、富士重工業のスバル部門に対し、解禁が実現するまで同国から撤退するよう求めている。

 クリントン米国務長官は21日、抗議団体「サウジ・ウィメン・フォー・ドライビング」の運動を支持すると表明した。同団体はサウジ国内の女性に行動を呼びかけ、これに応じた女性たちは6月17日に一斉に車を運転して抗議の意を示した。クリントン長官は女性たちを「勇敢だ」とし、「心を動かされた。彼女たちを支持する」と発言。長官は同団体から支持を嘆願する6月3日付書簡を受け取って以降、沈黙を守っていたため、活動家の間で問題視する声が出ていた。