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2011/09/10

東日本大震災による死者1万5781人、行方不明者4086人

震災の死者・不明者2万人弱
9月10日 21時21分
東日本大震災による死者と行方不明者の数は、合わせて1万9867人に上っています。

警察庁によりますと、これまでに死亡が確認された人は、宮城県が9456人、岩手県が4656人、福島県が1603人となっています。また、茨城県が24人、千葉県が20人、東京が7人、栃木県と神奈川県がそれぞれ4人、青森県が3人、山形県が2人、群馬県と北海道がそれぞれ1人で合わせて1万5781人の死亡が確認されました。

このうちおよそ93%に当たる1万4678人は身元が確認されています。

一方、警察に届け出があった行方不明者は、宮城県で2149人、岩手県で1692人、福島県で241人など6つの県で4086人で、死者と行方不明者を合わせると1万9867人に上っています。



福島第一原発3号機の建屋上部のがれき撤去作業を開始

福島第一原発3号機、原子炉建屋上部のがれき撤去開始
2011年9月10日9時57分
 東京電力は10日、福島第一原発3号機の建屋上部のがれき撤去作業を始めた。3号機は、爆発のため、建屋の天井や外壁が損傷し、がれきが積み重なっている。来夏ごろまでに取り除き、建屋内の燃料取り出しにつなげる。

 作業員の被曝(ひばく)を避けるため、撤去作業には遠隔操作式の解体重機を使う。原子炉建屋周辺に「コ」の字形の作業台(高さ30メートル、幅8メートル、総延長150メートル)を作り、その上に重機を載せる。がれきの総量は約3500立方メートルと見ている。取り除いたがれきは表面線量を測定し、線量の大きさごとに分別して保管する。

 4号機でも9月中旬ごろから、建屋のがれきの撤去を進める。作業エリアの空間線量が比較的低いため、人がのる大型重機で解体作業をする。高所散水車で飛散防止材の散布をしながら撤去する。4号機の使用済み燃料プールの表面に水に浮くカバーをして、がれきがプール内に落ちてこないよう防護する。(今直也)














環境省=福島県内12市町村で、除染の実証事業を開始

東日本大震災:除染、12市町村先行実施 2次補正予備費2200億円を活用
 政府は9日、東京電力福島第1原発事故による放射性物質の除染対策として、11年度第2次補正予算の予備費2200億円を活用することを決めた。環境省は今月から、年間被ばく量が20ミリシーベルトを超えるとみられる福島県内12市町村で、除染の実証事業を始めることを明らかにした。【藤野基文、江口一】


大震災前後の電力事情

【原発事故 日本を変える】大震災前後の電力事情
2011年9月10日




使用済み核燃料プールも、一時は沸騰に近い状態だったが、各号機に熱交換器が設置され、三〇~四〇度で落ち着いている

【原発事故 日本を変える】循環冷却は安定 汚染水対策進む
2011年9月10日




最近になって国が始めた流通品の抜き打ち検査では、埼玉、千葉両県産の製茶で規制値を超えていたことも判明

【3・11 東日本大震災半年】
【原発事故 日本を変える】食品検査の充実急務
2011年9月10日
 福島第一原発の事故で放出された放射性物質は、農作物、水産物にも打撃を与え続けている。実りの秋が近づく中、安心して食べられるよう、検査の充実が求められている。

 この一カ月(九月五日まで)に行われた食品の放射性物質の検査で、国の暫定規制値を超えたのは、ごく一部の地域の限られた食品だ。

 規制値を超えたのは、放射性セシウムに汚染された稲わらが問題となった福島や岩手、宮城、栃木各県の牛肉。野菜類では福島県内のチチタケ、ナメコ、ユズ、千葉や埼玉、静岡各県の茶。水産物では、福島県のマコガレイ、キタムラサキウニ、アユ、茨城県のエゾイソアイナメ、群馬県のワカサギなどだ。


JR岡山駅南の土地約5万平方メートルの売却先、イオングループが最有力候補

イオン最有力 岡山駅南の土地売却先
 会社更生手続き中の林原(岡山市北区下石井)が所有するJR岡山駅南の土地約5万平方メートルの売却先として、流通大手のイオングループが最有力候補となっていることが8日、分かった。イオン側は商業施設を核とした整備計画と200億円程度の購入額を提示しているとみられ、取材に対し、「数百億円を提示して手を挙げているのは事実。正式に決まったとは聞いていない」とコメントした。

 現在駐車場などに利用されている駅南土地は、総額約1300億円の負債を抱え経営破綻した林原グループの資産の一つ。岡山市中心部の一等地であり、取り扱いが注目されていた。