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2011/04/09

8日、福島県が小中学校や幼稚園などの校庭で放射線量を全1648か所の速報値を発表

校庭の放射線量、1648か所の速報値発表
 東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、小中学校や幼稚園などの校庭で放射線量を測定してきた福島県は8日、全1648か所の速報値を発表した。

 最も高かったのは、浪江町の津島小学校で毎時23・0マイクロ・シーベルトだった。県は、結果を基に子供たちの屋外活動の可否を判断する方針だが、現状では基準がないため、国に基準を示すよう求めている。

トルコ、日本と原発建設の協議を再開

2011年 4月 07日(木曜日) 17:33
日本とトルコが、核協力に関する協議を再開
トルコのユルドゥズ・エネルギー天然資源大臣が、原発建設に向け、4月半ばに、日本と協議を再開することを発表しました。
トルコ公営放送局のインターネットサイトの報告によりますと、同国のエネルギー天然資源大臣は、6日水曜、このことを発表し、「トルコは、2023年までに3つの原発を建設する」と述べました。
同大臣は、日本の原発事故について触れ、トルコのアクユ地域の原発の安全性を再検討することを要請しました。
この原発は、ロシアによってトルコに建設される予定です。
最終更新 ( 2011年 4月 07日(木曜日) 18:08 )



チェルノブイリ原発から30キロメートル圏内の土壌からは、半減期が長い放射線セシウム137、ストロンチウム90、プルトニウムが未だに検出されており、汚染濃度は依然として高い

チェルノブイリ原発事故の教訓
9.04.2011, 15:03

 今から25年前にチェルノブイリ原発事故がおきた。この技術災害はIAEA(国際原子力機関)の定める国際原子力事象評価尺度で最悪の7レベルを記録している。

海江田氏はこの問題について、「(11日とは)言っていない。間違った報道が多いが、忙しく打ち消す時間がない」と開き直った。

一時帰宅は数時間=原発避難者、時期は未定-海江田経産相
 海江田万里経済産業相は9日、福島第1原発の事故で避難指示が出ている半径20キロ圏内の住民の一時帰宅は数時間程度にとどまるとの見通しを示した。福島市内で佐藤雄平知事と会談後、記者団に語った。

 海江田氏は「(避難者の間で)家に1泊できるのではないかと期待が膨らんだのは事実だが、あくまで数時間。必要不可欠なものだけを取ってくることになる」と述べた。

 実現時期については「人繰りもあるし、車の手当てもしなければならない。(震災1カ月の)11日から始まるということではないが、できるだけ早くしなければならない」と指摘。自民党の額賀福志郎元財務相との6日の会談で、11日からの実施を表明したと報じられたことについては「そんなことは言っていない」と否定した。(2011/04/09-13:24)

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011040900232


「想定された宮城県沖地震とは異なるタイプの地震だった可能性が高い」

”宮城県沖“に相当せず? 7日深夜の余震発生メカニズム





 宮城県沖を震源に7日深夜に発生した地震は、東日本大震災の余震で同県北部と中部で震度6強の揺れを観測した。当初、気象庁が発表した観測データは想定された宮城県沖地震に似ていたが、精査の結果、別のメカニズムである公算が大きくなった。日本列島の地殻では何が起き、宮城県沖地震に相当する激震がさらに発生する可能性はあるのか。大震災の余震の状況と今後の見通しをまとめた。(中本亮)

相馬野馬追 「一騎となろうとも伝統を守ることが地域復興への貢献」

東日本大震災:相馬野馬追、馬激減で中止か たとえ一騎でも /福島
 東日本大震災の影響で、7月23~25日に予定されていた国の重要無形民俗文化財「相馬野馬追」の開催が危ぶまれている。舞台となる相馬地方が被災し、多くの「騎馬武者」が愛馬を喪失。東京電力福島第1原子力発電所の放射性物質漏えい事故で、主要会場が屋内退避区域(原発から半径20~30キロ)となった。1000年の歴史を誇る文化財の最大の危機。武者たちは「一騎となろうとも伝統を守ることが地域復興への貢献」とくつわを並べ、出陣への方策を練っている。【高橋昌紀、中島和哉】

4月2日~8日の主なニュースまとめ

ニュース1週間:4月2日~8日 原発汚染水を海へ/震度6強の余震

今週(4月2日~8日)のニュースをまとめた。


亀井、村上両氏は3月下旬、仙谷由人官房副長官と会談。仙谷氏は理解を示し、首相に提案

震災対策、幻の「枢密院」構想 亀井氏提案、首相難色
2011年4月9日9時2分
 東日本大震災の復興対策について、与野党の党首らが首相に助言する「非常事態対策院」構想が検討されていたことがわかった。事実上の大連立構想で、菅直人首相にも伝えられたが、首相は乗らず、幻に終わった。

 構想を練ったのは、亀井静香・国民新党代表、村上正邦・元自民党参院議員会長、民主党の小沢一郎元代表の側近である平野貞夫・元参院議員の3人。明治憲法下、天皇の最高諮問機関として伊藤博文らで構成した「枢密院」が構想の基本にある。

地震国・日本で、原発の電力確保が「綱渡り」であることが改めて浮き彫りになった

東日本大震災:余震震度6強 原発、もろさ再び
 ◇女川、東通、六ケ所再処理工場で電源喪失
 7日深夜に最大震度6強を観測した東日本大震災の余震で、北海道から東北の原発や原子力施設は大きな影響を受けた。一部の原発で外部からの電力供給を断たれたほか、外部電力の復旧後も非常用電源(ディーゼル発電機)が故障した。今のところ、東京電力福島第1原発(福島県)のような深刻な事故にいたっていないが、今後もマグニチュード7級の余震が起こる恐れがあり、経済産業省原子力安全・保安院は「安全策をもっと担保する必要がある」と指摘する。地震国・日本で、原発の電力確保が「綱渡り」であることが改めて浮き彫りになった。【足立旬子、平野光芳、西川拓、永山悦子】

青森県の東通原発と六ヶ所村の使用済み核燃料の再処理工場で外部電源が一時すべて失われた

十分な電源の確保 確認が急務
4月9日 4時38分
7日の夜、東北地方を襲った大地震で、青森県にある東北電力の東通原子力発電所などで送電線からの外部電源が一時すべて使えなくなり、非常用の発電機で冷却する事態となりました。

安全上の問題はなかったとはいえ、先月11日の大震災に続いて、安全上、重要な外部電源が再び失われたことになり、万一に備えた電源の確保が十分なのか、電力会社には、早急な確認が求められます。

福島第一原発1号機、地震発生から18時間後には「空だき」

1号機、震災後早い段階で「空だき」


3月11日の地震当日から3日間の原子炉データが初めて公開されました。
 これは1号機の原子炉の水位のデータです。地震からおよそ7時間後には、燃料棒の一部が露出するまであと450ミリという状態にまで水位が下がっています。2号機や3号機に比べても極端に低いです。

 「機能を失って(水位が)下がるタイミングは1号機が一番早かった」(東京電力の会見、午前11時半ごろ)

 そして、地震翌日の12日午前7時ごろ、原子炉の水位は急激に下がり始め、午前9時ごろにはマイナス、つまり燃料棒が一部むき出しになりました。

 「これ(12日12時35分)以降、ずっと170センチというスケールが示されている。このことは計器でいうとダウンスケール(=計器が振り切れた)状態。12日の夜くらいには、もしかしたら燃料の一番下まで水が下がって、いわゆる空だきの状態になったということも起こりえた」(九州大学・工藤和彦特任教授)

 1号機では水素が発生、午後3時半すぎに建屋の上部を吹き飛ばす水素爆発が起きました。

 その1号機では8日、気になるデータが発表されました。格納容器内の放射線量が急上昇して100シーベルトとなったのです。これは人が1年間に浴びてもよいとされる放射線量の10万倍にあたる高い値です。

 「CAMS(計器)もデータがはね上がった。(計器が)壊れたかもしれない」(原子力安全・保安院の会見、午後7時ごろ)

 午後1時現在、放射線量は68シーベルトです。(08日23:30)



前回(3月29日)に暫定基準値を下回った市町村の原乳は戸別検査をせず、県内10の乳業メーカーなどが、他の市町村産と混ぜた後の原乳で測定

原乳の放射性物質、基準値下回る 福島
2011.4.9 00:01
 福島県は8日夜、福島第1原発事故を受けて、7日に実施した原乳の緊急時モニタリング検査(4回目)で、放射性ヨウ素、セシウムが暫定基準値を上回った検体はなかったと発表した。

 県によると、今回から検査方法を改め、前回(3月29日)に暫定基準値を下回った市町村の原乳は戸別検査をせず、県内10の乳業メーカーなどが、他の市町村産と混ぜた後の原乳で測定した。

 県は、約1週間後に予定する次回検査で、基準値を上回らなければ、国と調整して出荷制限を解除していく構えだ。