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2011/06/09

IAEAは福島事故に関する迅速で正確な情報提供に失敗し、天野事務局長は「依然として日本政府の影響下にある」

西側3国が天野氏外しと米紙 福島原発対応に不満
 米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は9日までに、国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長の福島第1原発事故への対応に不満を抱く「西側3カ国」が、原子力関係の国際会合から天野氏を外す動きに出ていると報じた。

 同紙によると、この3カ国の原子力担当の高官は、IAEAが福島原発事故について正確で速やかな分析ができなかったと批判。日本の外交官出身の天野氏はいまだに日本政府の影響下にあり、日本の危機対応などを「適切に批判しているのか疑問が出ている」としている。(共同)

2011/06/09 21:09 【共同通信】





鳩山前首相、「今求められているのは冷静な心だ。私も一時、冷静さを欠いた発言をしてしまい、大変ご無礼をした」

「ペテン師」発言を陳謝 鳩山前首相、グループ会合で
2011年6月9日 22時52分
 民主党の鳩山由紀夫前首相は9日の自らのグループ会合で、退陣時期の認識をめぐって菅直人首相を「ペテン師」などと批判した発言について「今、求められているのは冷静な心だ。私も一時冷静さを欠いた発言をして大変ご無礼をした。おわびしたい」と陳謝した。

 鳩山氏は、菅首相退陣後の政権運営に関し「党と国をまとめる行動力、リーダーシップが今、われわれに求められている。皆さんの協力の下につくり上げていきたい」と強調した。

(共同)



浜岡原発を止めたのは大きいんじゃないかなあ。突発の思いつきなんかじゃない。 震災の復旧・復興はほかの人でもできるけど、“政治とカネ”の封じ込めだけは菅さんじゃなきゃできない

ザ・特集:「家庭内野党」伸子夫人に聞く 菅さんが総理になって--


 ◇何も変わっちゃおらんわ
 市民運動家から一国のトップにまで上りつめた菅直人首相、永田町の政争にもみくちゃになりながら、その座から降ろされようとしている。でも、当のご本人はすぐに辞める気配がない。「一定のメドがついた段階で……」。どんな思いなのか? 「家庭内野党」を自任する夫人の伸子さん(65)に聞いた。【鈴木琢磨、写真・藤井太郎】

 ◇けど“カネの力”封じ込めと、浜岡原発停止は大きいかな
 ◇「なりゆきを決然と生きる」ただいま菅家の座右の銘

「当初は放射性物質が野菜などの表面に付着したケースが多かったが、時間の経過とともに土壌などから吸収した放射性物質が検出されるケースが増えたとみられる」

クローズアップ2011:原発事故の放射性物質 食品への影響、止まらず

◇7都県41品目で規制値超 「付着」から「吸収」へ

 東京電力福島第1原発事故で、大気中などに放出された放射性物質の食品への影響が止まらない。食品衛生法の暫定規制値を超えた食品は8日現在、7都県の41品目337件に上り、今月も茨城など4県で茶葉が出荷停止になった。時間の経過とともに、規制値を超える食品の品目などにも変化がみられ、政府は暫定規制値の見直しなど新たな対策も進めている。【佐々木洋】


福島県内で調査を行った11ヵ所すべての地点で放射性ストロンチウムを検出

福島11地点でストロンチウム 原発から60キロでも
2011年6月9日0時0分
 文部科学省は8日、放射性ストロンチウムが東京電力福島第一原子力発電所から62キロ離れた福島市など、福島県内11カ所の土壌で新たに検出されたことを明らかにした。放射性セシウムが検出されたところでは、微量に見つかるとされており、それが証明された形だ。放射性ストロンチウムには半減期が長いものがあって、体に入ると長期間影響を及ぼす可能性があり、監視が必要だ。

 検出されたのは4月10日~5月19日に採取された土壌。福島市では半減期約29年と長いストロンチウム90が1キロあたり77ベクレル、半減期約50日と短いストロンチウム89が54ベクレル検出された。

 最も多かったのは浪江町赤宇木で、それぞれ250ベクレルと1500ベクレル。北西部に36キロ離れた飯舘村では120ベクレルと1100ベクレルで、これまでに20キロ圏内で検出されていた値よりも高かった。ほかに田村市、広野町、川内村、南相馬市、二本松市でもストロンチウムが検出された。文科省は採取した土壌をさらに細かく分析するという。



8日夜、小沢グループの7人が前原氏を支持するグループの議員らと都内で会食した。小沢グループからの参加者はすべて内閣不信任案決議で反対に回った議員だった。

小沢氏動けず、切り札欠く「ポスト菅」 結束に危機感
2011/6/9 0:37
 内閣不信任決議案採決に欠席した民主党の小沢一郎元代表の執行部への対決姿勢が鳴りを潜めている。強く抵抗してきた民主党マニフェスト(政権公約)の修正も容認姿勢をにじませる。不信任案採決で行動をともにしたグループ14人の処分を控え、「ポスト菅」や大連立構想でも切り札が見当たらない。当面は事を荒立てず、党内の動向を注視する戦術のようだ。


【海水注入問題】菅首相は5月20日に注水開始時刻などが報道されて初めて、「水を入れていたのか」と驚いたと枝野官房長官

報道見て「水を入れていたのか」と驚いた総理
 東日本大震災の発生の翌日、東京電力福島第一原子力発電所1号機で行われた海水注入の開始時刻を菅首相が把握した時期について、新たな疑問が浮上した。
 政府は原発事故の直後、注水開始時刻を3月12日午後8時20分と公表したが、その後、実際は午後7時4分だったことが判明。正しい時刻を首相が知った時期について、政府は7日の閣議で、「5月20日に注水に関する報道があった後」とする答弁書を決定した。

 しかし、海江田経済産業相は5月2日、首相も出席していた参院予算委員会で「3月12日午後7時4分に海水注入試験を開始した」と説明していた。

 枝野官房長官は8日の記者会見で、「(首相は)答弁資料を見ながら、他の閣僚の答弁を聞いている状況なので(気がつかなかった)」と述べ、首相が海江田氏の国会答弁を聞いていなかったことを認めた。

 政府答弁書に関しては「首相の認識に基づいて正直に作った」と語った。枝野氏によると、首相は5月20日、海水注水開始に関する報道を見て、「(午後7時4分から)水を入れていたのか」と驚いた様子を見せたという。

(2011年6月9日00時14分 読売新聞)