ページ

2011/09/01

活動周期が延びる時期は、地球が寒冷化することが知られている。研究チームの常田佐久(つねたさく)・国立天文台教授は「観測されたことのない事態だ。地球環境との関係を調べるため、太陽活動を継続的に監視していく必要がある」と話す。

地球環境に変動?太陽北極域で異例の磁場反転
 宇宙航空研究開発機構の太陽観測衛星「ひので」が、太陽の北極域で磁場が反転し始めた様子を観測することに成功した。

 太陽の北極、南極の磁場は約11年周期で反転することが知られているが、今回は予想時期より2年も早いうえ、南極域では反転が見られないなど異例の様相を呈している。地球の環境変動につながる恐れもあるという。

 ひのでは7月31日、マイナス磁場(S極)だった太陽の北極域で、プラス磁場(N極)が増えていることを発見した。数か月で反転が完了する。磁場の反転は太陽表面の爆発など活動が活発になる極大期の2年後に予想されていた。

 磁場の反転と、太陽の黒点数増減の周期は、通常約11年で一致していたが、2009年初頭まで続いた黒点の周期は12・6年に延びた。活動周期が延びる時期は、地球が寒冷化することが知られている。研究チームの常田佐久(つねたさく)・国立天文台教授は「観測されたことのない事態だ。地球環境との関係を調べるため、太陽活動を継続的に監視していく必要がある」と話す。

(2011年9月1日21時57分 読売新聞)




東電、KDDI株式を同社に売却する方向で調整

KDDI株、同社に売却へ=時価2000億円、原発賠償に充当-東電
 東京電力が、保有する時価2000億円相当のKDDI株式を同社に売却する方向で調整に入ったことが1日、明らかになった。福島第1原発事故の損害賠償原資に充てる。株式相場が低迷する中、東電は市場で不特定多数の投資家に売却するのは混乱を招くとして断念。有力な譲渡先も見つからず、早期に資金を得るにはKDDIに自社株の買い戻しを求めるのが得策と判断した。

 東電は月内にも、政府の原子力損害賠償支援機構に対し、資金支援の前提となるリストラ策などを盛り込んだ特別事業計画を提出する予定。賠償原資の捻出では、株式など有価証券の売却で2700億円を確保したい考えで、その中心となるKDDI株の処理方法も同計画に反映される。

 3月末時点で東電が保有するKDDI株は35万7541株(出資比率約8%)で、京セラ、トヨタに次ぐ第3位株主。(2011/09/01-18:25)


http://www.jiji.com/jc/zc?k=201109/2011090100618




実名が公表されてしまった情報提供者は、中国の公害の研究者やシリアの人権活動家、トルコの金融関係者、ネパールのコカ・コーラ社幹部、英国会議員など数十人

ウィキリークスのパスワード流出 未編集の公電閲覧可能
2011年9月1日14時7分
 民間告発サイト「ウィキリークス(WL)」は1日、同サイトが入手した約25万件の米外交公電を未編集のまま閲覧できるパスワードが流出したと発表した。WLは、協力関係にある英紙の記者が漏らしたとしている。米軍への情報提供者の実名などが表面化する恐れがあり、米政府が批判を強めるのは必至だ。

 WLのサイトによると、英紙ガーディアンの記者が著書にパスワードを記していた。WLもこの事実を認識していたが、騒ぎが拡大することを恐れて明らかにしていなかった。ドイツのメディアで報じられる可能性があったため、発表に踏み切ったという。

 WLは今回の事態は、ガーディアンと昨年6月に交わした協定に違反する行為だとし、法的措置を検討しているという。米政府は米軍や米情報機関への協力者に危害が及ぶ恐れがあるとして、WLの公電公開を強く批判し続けている。(ワシントン=望月洋嗣)





東京電力と作業員を派遣していた下請け会社など15社に対して、検査を徹底するよう是正勧告=厚生労働省

東日本大震災:福島第1原発事故 内部被ばく検査、期限内せず是正勧告--厚労省
 厚生労働省は31日、東京電力福島第1原発の事故処理にあたった作業員が決められた期限内に、内部被ばくの放射線量測定を受けていなかったとして、東電など15社に労働安全衛生法に基づいて是正勧告した。

 厚労省によると東電8人、元請け会社2社5人、下請け12社29人の計42人が、3月の作業後、電離放射線障害防止規則に定められた3カ月以内の内部被ばく線量の測定を受けていなかった。調査に対し、東電などは「ほかの現場で働いていたため調整ができなかった」「退職して連絡が取れなかった」などと釈明。42人中2人は病気で入院中などの理由で現在も測定を受けていないという。【石川隆宣】

毎日新聞 2011年9月1日 東京朝刊





「ガスト」で赤痢発症  患者すべてから『ゾンネ赤痢菌』を検出

東北4県のガストで食事、14人が赤痢に
2011年8月31日 18:32
 東北地方4県にあるファミリーレストラン「ガスト」で食事をした14人が発熱や腹痛、下痢を発症する「細菌性赤痢」に感染していたことがわかった。ガストを展開する外食大手「すかいらーく」では、ガストを含むグループの店舗計120店の営業を31日から自粛している。