ページ

2011/06/03

「造反予備軍」の軟化を誘う手段として、採決前に菅直人首相が「退陣」をほのめかす案が出され、2日昼の党代議士会で首相が発言する内容の調整に入った。

「退陣」ほのめかし、前夜作戦=不信任否決の舞台裏-民主執行部
 内閣不信任決議案否決に大きく響いた菅直人首相の「退陣発言」。その作戦は、採決を翌日に控えた1日夜、民主党の岡田克也幹事長や枝野幸男、仙谷由人正副官房長官ら政府・民主党の幹部10人で練られたものだった。採決前の舞台裏を追った。

 民主党の小沢一郎元代表と小沢氏に近い議員計71人は1日夜、都内のホテルに結集し、「不信任案可決」へ気勢を上げた。会合を終えた小沢氏は記者団に、不信任案賛成を表明。同時に「政党、党派のレベルでうんぬんする問題ではない」と自発的離党を否定した。


「鳩山氏と自分の会話は紙に書いてある通りで、それ以外は一切話はしていない」

菅・鳩山両氏 食い違う退陣の時期






茶業の関係者からは「何も問題ないのに荒茶検査をしないことで、かえって不安を抱かれる」などの意見があり、方針を転換したという

静岡知事、荒茶検査を一転受け入れ 工場ごとに実施
2011年6月3日21時57分
 政府が決めた乾燥茶葉(荒茶)を対象とする放射性物質の検査法に反発していた静岡県の川勝平太知事は3日、一転して決定を受け入れる考えを示した。だが、国が示した自治体ごとの検査ではなく、工場ごとに実施する。基準値を超える濃度が検出されても、出荷停止の範囲を抑えたいとの狙いだ。

 川勝知事は国の決定を受け入れる理由について、「消費者の安全を最優先させたい」と述べた。今後、摘み取られる二番茶は荒茶段階での検査を実施。既に出荷されている一番茶は製茶段階で検査するという。

 一方で、今回の国の決定は不透明な部分が多いとして、厚労省と原子力安全委員会などに公開質問状を出す意向だという。




民主党を除籍された松木氏、横粂氏が民主会派離脱

衆院の民主会派、除名された松木・横粂両氏の離脱届提出
2011年6月3日20時3分
 衆院会派の民主党・無所属クラブは3日、内閣不信任案に賛成して民主党を除籍(除名)された松木謙公氏(北海道12区)と横粂勝仁氏(比例南関東ブロック)の会派離脱届を提出した。衆院の新しい勢力分野は次の通り。

 民主党・無所属クラブ303▽自民党・無所属の会118▽公明党21▽共産党9▽社民党・市民連合6▽みんなの党5▽国民新党・新党日本4▽たちあがれ日本2▽国益と国民の生活を守る会2▽無所属9▽欠員1

販売促進費を水増し計上するなどして、2009年3月期までの3年間で所得約6億1200万円を隠し、脱税

美容研究家に脱税で有罪判決 東京地裁
2011/6/3 12:12
 約1億7900万円を脱税したとして、法人税法違反罪に問われた化粧品会社「トリプルサン」(東京)社長、岡江美希被告(39)=本名・多田美希=に、東京地裁は3日、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)の判決を言い渡した。法人としての同社は罰金4300万円(求刑罰金5300万円)とした。

 被告はニューハーフ美容研究家としてテレビ出演するなどしていた。

 判決理由で山田直之裁判官は「困っている友人を援助するため蓄財したという動機は身勝手で、自分の遊興費にも相当使っており、刑事責任は軽くない」と指摘する一方、罪を認め、反省しているとして刑の執行を猶予した。

 判決によると、被告は販売促進費を水増し計上するなどして、2009年3月期までの3年間で所得約6億1200万円を隠し、脱税した。

〔共同〕





政治家同士ですから口できちっと約束したことは守る。当たり前の話です。それが出来なければペテン師です。

鳩山前首相の発言要旨
 民主党の鳩山由紀夫前首相が3日午前、都内の自宅前で記者団に語った要旨は次の通り。


 -菅直人首相が、退陣する一定のめどについて福島第1原発事故の収束を挙げている。認識にずれはないか。
 政治家同士だから口で約束したことは守る。当たり前の話だ。それができなければペテン師だ。そんな詐欺師まがいのことを首相がするとは思っていない。今でも信じている。当然(東日本大震災の復興基本法案の成立と、2011年度第2次補正予算案の早期編成のめどを付けるとの)二つの「確認事項」を守ったら辞めていただく。

(首相発言は)きのうの確認事項を無視する発言であるように聞こえた。もっと(退陣を)先送りする意向だと(受け止めた)。

 内閣不信任決議案の採決直前に「辞める」と言い、否決されたら「辞めない」と言う。そんなペテン師まがいのことを時の首相がしてはいけない。人間としての基本にもとる行為をしようとしているのであれば、党の規則の中でしっかりと首相には辞めていただくよう、当然のことながら導いていかなければいけない。


 -両院議員総会の開催を求めるのか。
 そういうことになる。


 -不信任案に賛成すれば良かったと思うか。
 賛成しておくべきだった。しかし、私は情の問題、人間として約束して、党を割ってはいけないと(考えた)。首相が「辞める」と確認を交わしたのは厳然とした事実だ。それをこれからも信じたい。守らないなら、それなりの措置を断固として取っていかないといけない。(2011/06/03-10:52)


http://www.jiji.com/jc/zc?k=201106/2011060300235





事件前後、暴力団関係者が使っていたとみられるものも含め約10台の携帯電話と受発信しており、暴力団関係者らでつくる強盗グループが関与した疑いがある。

6億円強奪31歳男逮捕…現金は見つからず
 東京都立川市の「日月警備保障立川営業所」から現金約6億円が強奪された事件で、警視庁立川署捜査本部は1日未明、強盗傷害などの疑いで住所、職業不詳植木秀明容疑者(31)を逮捕した。また同容疑で同渡辺豊容疑者(41)を指名手配した。2人は逃走車両を乗り換え、さらにナンバープレートを付け替えていた疑いも判明。事件前後、両容疑者と頻繁に携帯電話で通話していた10人近いグループが車両を準備するなど、組織的に逃走を支援していたとみて調べている。


この大腸菌(O104H4)はまれで、これまでヒトの疾病では検出されたことがないものの新種ではなく、1990年代に韓国で1件だけ報告されている。

欧州で広がるO104は致死性高い=WHO
2011年 6月 3日 8:00 JST
 世界保健機関(WHO)は2日、欧州で拡大して18人が死亡、数百人が発症し、経済、外交問題にまで発展している腸管出血性大腸菌O(オー)104について、菌はこれまでにヒトの疾病原因として検出されたことのない致死性のものであることを明らかにした。


鳩山は覚書を退陣条件と考え、署名を求めた。菅は「党の中のことだから、信用してほしい」とかわした。

「それはウソ」色をなす鳩山前首相
2日の菅首相の「退陣示唆」は、内閣不信任決議案の可決を回避するための方便だったのか――。


 攻防の舞台裏を検証した。(文中敬称略)


採決直前に側近議員を集めた小沢氏は、不信任案同調という瀬戸際作戦で菅首相を退陣表明に追い込んだ成果を強調、倒閣抗争からの撤退を宣言

小沢氏「言質とった。矛収める」不信任案採決欠席
 内閣不信任決議案に同調する意向を示していた民主党の小沢元代表は、土壇場で不信任案採決へ「欠席」に転じた。

 「辞めるという言質を取った。今回はこれで矛を収めようじゃないか」。採決直前に側近議員を集めた小沢氏は、不信任案同調という瀬戸際作戦で菅首相を退陣表明に追い込んだ成果を強調、倒閣抗争からの撤退を宣言した。支持派の「一新会」会長の鈴木克昌総務副大臣は「分裂する行動は控えよう」と指示した。

 小沢グループは決戦前日の1日夜、会合に衆院議員71人が出席、賛成投票で団結した。だが、ふたを開けてみれば、グループ内の造反は松木氏のみ。小沢氏を含む15人は欠席・棄権した。2日午前の時点では「賛成は『92』まで積み上がった」と自信満々だったが、辞表を提出した政務三役の1人は「賛成したかった」とやりきれない表情だ。渡部恒三最高顧問は、反対票を投じなかった小沢氏を「男らしくないな」と切り捨てた。

 小沢氏はこの日夕、東京・六本木のカラオケ店で支持派約40人と懇談。「みんなの結束が退陣に結びついた」と気勢をあげた。勝った気満々の剛腕だが、グループ内に「ポスト菅」を担う人材は皆無。周辺からは「早く次の戦いに備えて旗を立てなければ、小沢グループは草刈り場になってしまう」と求心力低下を懸念する声も漏れた。


(2011年6月3日06時03分 スポーツ報知)


警視庁は警備業法に基づき、日月社の立川営業所を立ち入り検査する方針

東京・立川の6億円強奪:警備会社で被害頻発 体制不備、都公安委が処分
 東京都立川市の営業所から約6億円を奪われた警備会社「日月警備保障」(本社・千代田区)の業務に絡んで、多額の強盗・盗難事件が頻発していることが捜査関係者への取材で分かった。管理体制の不備などを理由に都公安委員会から警備業法に基づく営業停止処分や指示処分を受けていたことも判明。警視庁は、今回の事件の背景に警備上の問題があったとみて実態を調べている。

 直近のケースは、昨年1月に東京・銀座の貴金属店「天賞堂銀座本店」で高級腕時計約200点(約3億円相当)が盗まれた事件。日月社が機械警備をしていたが、アジア系窃盗組織「爆窃団」に破られた。警視庁の立ち入り検査の結果、異常時に現場に駆け付ける体制などに不備があると分かり、都公安委は同年12月、業務の改善を求める指示処分を出した。

 08年末から09年にかけての1カ月半には立て続けに2件、都内で日月社の現金輸送車が狙われた。08年12月、杉並区のJR阿佐ケ谷駅近くの路上で、現金を積んだままの輸送車を約50分間駐車している間に約6900万円を奪われた。09年1月末には、東村山市で鉄パイプを持った犯人グループに輸送車が襲撃される強盗未遂事件が起きた。いずれも未解決だ。

 03年10月には、郵便局から集めた現金約2億4000万円を積んだ輸送車を週末に同社の駐車場に止めたままにし、約1億5000万円を盗まれた。この事件も未解決だが、捜査の過程で、警備員2人が社内の金庫から約700万円を盗んでいたことが発覚した。日月社は04年10月、指導監督義務違反があったとして、営業停止処分(15日間)を受けた。

 強盗傷害容疑などで逮捕・指名手配された2容疑者と日月社との関係は不明だが、警視庁幹部は「被害者とはいえ、問題がないとはとてもいえない。関係者から事情を聴きたい」と話している。警視庁は警備業法に基づき、日月社の立川営業所を立ち入り検査する方針だ。【山本太一、内橋寿明、小泉大士】

毎日新聞 2011年6月3日 東京朝刊

政局ドキュメント 2011年6月2日

政局ドキュメント 2011年6月2日