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2011/04/26

既存の建屋には、フランスやイギリスからの返還固化体1338本が貯蔵されており、空きスペースが残り少なくなっている

日本原燃:ガラス固化体の貯蔵建屋を増設 /青森
 日本原燃(六ケ所村)は25日、高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センターで増設を進めていた「ガラス固化体貯蔵建屋B棟」が完成したと発表した。

 海外から返還される高レベル放射性廃棄物を貯蔵する施設。鉄筋コンクリート製で、ガラス固化体1440本を保管できる。既にあるガラス固化体貯蔵建屋横で04年から増設工事を進めてきた。

 既存の建屋(1440本保管可能)には、フランスやイギリスからの返還固化体1338本が貯蔵されており、空きスペースが残り少なくなっている。【山本佳孝】

毎日新聞 2011年4月26日 地方版





鳩山由紀夫前首相、両院議員総会の開催を要求

「菅降ろし」が公然化=鳩山前首相も両院総会要求-民主
 民主党内で26日、菅政権の東日本大震災への対応や統一地方選の敗北を受け、菅直人首相の退陣を求める動きが公然化した。山岡賢次副代表ら小沢一郎元代表に近い議員は同日午前、衆院第1議員会館で勉強会「震災に対応できる連立政権に向けた総調和の会」の初会合を開き、約60人が出席。首相や岡田克也幹事長の責任を追及するための両院議員総会を目指し、開催に必要な所属議員の3分の1以上の署名集めに入ることを決めた。

「官邸幹部から、SPEEDI情報は公表するなと命じられていた。さらに、2号機でベントが行なわれた翌日(16日)には、官邸の指示でSPEEDIの担当が文科省から内閣府の原子力安全委に移された」

過去の放射性物質の飛散予測 SPEEDIアーカイブで公表
2011年4月26日(火) 10時53分
内閣府原子力安全委員会は、SPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)による過去の予測計算結果データをすべて公表する。細野豪志首相補佐官が25日、統合本部共同記者会見で明らかにした。

SPEEDIによる放射性物質の拡散予測は、過去2回(3月23日と4月11日)だけ公表された。

これからは3月11日16時から現在までの毎時刻、1日24回分の拡散予測を毎日、また、積算放射線量を随時更新して、同委員会のホームページ「SPEEDIアーカイブ」で示す。

細野豪志首相補佐官=ベントのやり方で、政府と東電で十分なコミュニケーションが取れなかった

補佐官、初期対応の悪さ認める 国と東電が初の共同会見
 東京電力福島第1原発の事故で、細野豪志首相補佐官と東京電力、経済産業省原子力安全・保安院などは25日、共同記者会見を開いた。細野補佐官は「(放射性物質を含む蒸気を外部に放出する)ベントのやり方で、政府と東電で十分なコミュニケーションが取れなかった」と、初動時に関係者間の意思疎通に問題があったことを認め、初期の事故対応について検証する意向を表明した。

 また補佐官は「津波に対する備えや、電源装置の備えは全く十分でなかった。すべてが検証対象に入り、当然改める部分が出てくる」と述べた。


 共同会見にはほかに、原子力安全委員会と文部科学省が参加。同委員会は、多くの予測結果が得られながら、大部分の情報が公開されずにいた放射性物質の拡散推計システム「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)」の過去のデータと、今後のデータをすべて公表すると発表した。

 補佐官は「これまで個別の会見で重複や齟齬(そご)があったので、一元化することで正確性を期していきたい」とした。

 同補佐官は政府と東電の事故対策統合本部で事務局長を務めている。


2011年04月25日月曜日








細野氏は「今後、情報はすべて私が確認する。透明性が確保されないということなら質問をしてほしい」と述べた

東電と保安院、初の共同会見…文科省も出席
 東京電力福島第一原子力発電所の事故について、これまで個別に記者会見を開いていた東電と経産省原子力安全・保安院が25日夕、東電本店で初めて共同の記者会見を開いた。

 会見は、政府と東電が設置した「福島原子力発電所事故対策統合本部」の会見と位置づけ、本部事務局長の細野豪志・首相補佐官や東電、保安院や文部科学省の担当者らが出席した。

 細野補佐官は冒頭、共同会見の目的は、情報の正確性と透明性の確保とした上で、「原則として、すべての情報を発信したい。私を信じて欲しい」と呼びかけた。

 また、「事故の対応で前向きな動きがあれば積極的に情報発信していきたい」と述べた。

(2011年4月25日18時06分 読売新聞)