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2011/11/11

文科省、放射性セシウムマップを公表

東日本のセシウムマップ作成 原発から3ルートで拡散
 文部科学省は11日、岩手、富山、山梨、長野、岐阜、静岡の6県で、東京電力福島第1原発事故で放出された放射性セシウムの土壌での分布を測定、マップを公表した。すでに測定した地域も合わせて東日本のほぼ全域のマップも作成、原発事故による放射性物質の拡散状況のほぼ全容が明らかになった。

 文科省によると、原発から出た放射性物質は主に三つのルートで拡散。一つは原発からいったん北西方向に流れた後、福島県北部の山地で南西方向に向きを変え、群馬、長野両県境の山地周辺まで到達していた。

2011/11/11 17:59 【共同通信】





茨城県、6市町で原木シイタケに出荷停止指示。 9月には3市で野生のイノシシから放射性セシウムを検出

茨城・阿見の原木シイタケ 出荷停止指示
2011年11月11日
 県林政課は10日、茨城町の露地栽培とハウス栽培、阿見町の露地栽培の原木シイタケについて、国の原子力災害対策本部から出荷停止の指示が出されたと発表した。7~8日の検査で、茨城町のハウスものから1キロあたり1130ベクレル、阿見町の露地ものからは610ベクレルの放射性セシウムが検出され、国の基準の500ベクレルを超えていた。

 これにより、原木シイタケの出荷停止指示の対象は、露地ものが土浦市▽行方市▽鉾田市▽小美玉市▽茨城町▽阿見町の6市町、ハウスものが土浦市▽鉾田市▽茨城町の3市町となった。県は今後、この6市町での検査を継続する。

 県の農産物では原木シイタケのほか、さしま茶の産地を除く県内39市町村の茶に対する出荷停止指示が継続している。



ローマ法王が来春、キューバとメキシコを訪問

ローマ法王、キューバとメキシコ訪問へ
2011/11/11 9:46
 【ローマ=共同】ローマ法王庁(バチカン)は10日、法王ベネディクト16世が来春、キューバとメキシコを法王就任以来、初めて訪問することを計画していると発表した。社会主義国キューバには1998年、当時のヨハネ・パウロ2世が法王として初訪問。これを機に同国は宗教活動に対する規制を緩和し、国際社会でキューバ受け入れムードが高まった。





イラン核開発問題  米国防長官=「追加経済制裁や外交圧力による問題解決を優先すべき」

「軍事力行使、意図せぬ結果に」=対イランは制裁優先を-米国防長官
 【ワシントン時事】パネッタ米国防長官は10日、国防総省で記者会見し、イランの核開発を阻止するために対イラン軍事力行使に踏み切れば「意図しない結果を招き、地域に重大な影響を与える恐れがある」と述べ、追加経済制裁や外交圧力による問題解決を優先すべきだとの考えを強調した。
 パネッタ長官は、イランの核施設を空爆しても核開発を3年程度遅らせるだけだとするゲーツ前国防長官の見解を支持。軍事行動に踏み切れば、中東地域の「駐留米軍に深刻な影響を与える可能性がある」と語り、イスラム社会で反米感情が高まるデメリットも指摘した。(2011/11/11-08:50)

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201111/2011111100154



イラン攻撃論が浮上=本音は制裁進展が狙い?-イスラエル
 【エルサレム時事】国際原子力機関(IAEA)は、8日発表した報告書で、イランの核兵器開発の可能性を指摘した。イランが「平和利用」を主張する核計画への懸念が高まる中、イスラエルによるイラン単独攻撃論が急浮上している。

 イスラエル紙ハーレツは2日、ネタニヤフ首相とバラク国防相が他の閣僚に対し、対イラン軍事作戦を支持するよう説得していると報じた。ペレス大統領も4日、テレビのインタビューで「(イランの核兵器取得を)止めるためにはどんな手段も必要だ」と発言、攻撃論の火に油を注いだ。

 イスラエルは1981年にイラクのオシラクで建設中だった原発を、2007年にはシリアの核関連施設とされる建物をそれぞれ空爆で破壊した「実績」がある。

 しかしイスラエル軍幹部は今年8月、ロイター通信に、1回の空爆で成功したイラクやシリアの例とイランを比較はできないと断じた。「(核関連施設が分散しているため)一撃でイランの核計画を破壊することは不可能」だからだ。

 専門家の間では「仮にイランを攻撃するとしても、米国に任せるべきだ」との意見が支配的。今回の単独攻撃論は、イラン核開発の切迫性を強調し、米欧により厳しい制裁を実施させるのが狙いとの見方もある
(2011/11/10-14:36)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201111/2011111000539




ブラジル・リオデジャネイロ 治安当局が麻薬組織トップを拘束

麻薬組織トップを拘束 リオ、最大スラム
2011.11.11 01:15
 ブラジル・リオデジャネイロの治安当局は10日、中南米最大のスラムとされるロシーニャ地区で同地区の麻薬組織トップを拘束したことを明らかにした。同国では2014年のサッカー・ワールドカップ(W杯)と16年のリオ五輪に向け、当局が組織の掃討作戦を続けている。

 リオではファベーラと呼ばれるスラム街での掃討作戦で大量の銃器が押収され、殺人や強盗の件数は減少傾向だが、窃盗事件が増加。掃討作戦後のファベーラに駐在する警官の汚職も目立っており、当局は早急な対応を迫られている。(共同)



極真会館の松井章圭館長に30億円の追徴課税

極真館長に30億円追徴課税=投資分配金めぐり-東京国税局
 人材派遣大手の旧グッドウィル・グループ(GWG)による企業買収をめぐり、仲介した投資ファンドに出資し、分配金を得た国際空手道連盟極真会館(東京都豊島区)の松井章圭館長(48)が東京国税局の税務調査を受け、所得税の申告が正しくなかったとして、過少申告加算税を含む約30億円を追徴課税されていたことが10日、分かった。

 関係者によると、松井館長は現金と株式で計約100億円の分配を受け、2007年分の確定申告で「譲渡所得」として申告した。譲渡所得は他の所得と区分され、定率の税金しか掛からないが、国税局は分配金が「雑所得」に当たると判断。他の所得と合算した上で、所得が多いほど高い税率を課す累進課税を適用したとみられる。

 松井館長は「不服申し立ても検討したが、国税当局の見解ということであり、弁護士らと相談した上で従う決断をした」とのコメントを出した。(2011/11/10-16:27)

 http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011111000688