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2010/11/27

中国の戴秉国・国務委員が韓国を訪問

戴・中国国務委員が訪韓、外相と会談

【北京=関泰晴】新華社電によると、中国の戴秉国・国務委員(副首相級)は27日、韓国を訪れ、ソウルで韓国の金星煥(キムソンファン)外交通商相と会談した。

 同電は会談の内容について「現在の朝鮮半島情勢で意見を交換した」と伝えているのみで、詳細は明らかにしていない。

 中国は楊潔チ(ようけつち)外相が予定していた26~27日の訪韓を直前になって延期し、砲撃事件を受けて「北朝鮮に配慮を示した」との見方が広がっていた。

 戴氏は27日午後に訪韓し、同日夜に金外交通商相と会談したという。(「チ」は竹かんむりに「褫」のつくり)
(2010年11月27日23時47分 読売新聞)

27日午後、前原外相と中国の楊外相が電話会談 

読売新聞
「南北双方に働きかける」中国外相、前原外相に

 前原外相は27日午後、北朝鮮による韓国砲撃をめぐり、中国の楊潔チ(ようけつち)外相と約45分間、電話で会談した。

 前原外相は北朝鮮に影響力をもつ中国に、北朝鮮に対して挑発行為を自制するよう促すことを要請し、楊外相は北朝鮮と韓国双方に冷静な対応を働きかける方針を示した。北朝鮮による砲撃後、日中外相による電話会談は初めて。

 会談で、前原外相は「北朝鮮の無差別な攻撃を強く非難する。中国が北朝鮮を非難し、(事態が)拡大しないように求める」と要請。楊外相は「(事態の)拡大は望んでいないし、(韓国と北朝鮮の)双方に働きかけをしたい」と答えた。

 また、前原外相は制裁決議を念頭に、国連安全保障理事会での協力を持ちかけたが、楊外相は「北朝鮮と韓国双方が冷静と自制を保ち、対話を通じて問題解決すべきだ」と述べ、消極的な姿勢を示した。
(2010年11月27日23時46分 読売新聞)


中国、「EEZ内でも公海上ならば自由に軍事演習ができる」とする米国をけん制

毎日新聞 2010年11月27日
米韓軍事演習:中国、容認を迫られ「EEZ」で抵抗

 韓国・延坪島を砲撃した北朝鮮をけん制する狙いで28日から始まる米韓合同軍事演習について、中国は「容認」を迫られた格好だ。これまで米空母の黄海入りに反発してきた中国だが、「EEZ内での反対」を改めて表明した背景には、北朝鮮を簡単には擁護できない今回の状況の中で、将来的に中国近海で演習が続くことに歯止めをかける狙いがある。「EEZ内でも公海上ならば自由に軍事演習ができる」とする米国をけん制する戦略だ。【北京・浦松丈二、ソウル大澤文護】



27日、中国の楊外相、露のラブロフ外相と電話会談

6か国協議で解決、中露外相が協調姿勢

【北京=関泰晴】中国の楊潔チ(ようけつち)外相は27日、砲撃事件で緊張が高まる朝鮮半島情勢について、ロシアのラブロフ外相と電話で協議した。(「チ」は竹かんむりに「褫」のつくり)

 中国外務省によると、楊外相は「関係各国が6か国協議を再開する条件を積極的に作り出し、朝鮮半島と地域の平和と安定に脅威となる要因を取り除くことに努力することを希望する」と表明。北朝鮮の核問題を巡る6か国協議を通じ、解決を図るとする中国の立場に理解を求めた。

 これに対し、ラブロフ外相は「中国と密接な連絡と協調を保ち、朝鮮半島の緊張を緩和し、6か国協議再開の条件を作っていきたい」と語ったという。

 ロシアは米韓両国との関係強化を進めており、今回の事件でラブロフ外相は「韓国を砲撃した者は非難されるべきだ」として、北朝鮮を批判していた。

(2010年11月27日22時04分 読売新聞)

アフガニスタン、英国を批判 - マンスール師の偽物と交渉


Sat, 27 November 2010 09:00 BST 英国ニュースダイジェスト

偽者参加の責任は英に 11/27UP
タリバン指導者との和解交渉


【ワシントン 11月26日付 時事】アフガニスタンのダウドザイ大統領首席補佐官は25日、米紙ワシントン・ポスト(電子版)のインタビューで、反政府勢力タリバンとの和解交渉にタリバン指導者のアクタル・マンスール師の偽者を参加させることになった責任は英国にあると非難した。

同補佐官によると、マンスール師の代理人を名乗る人物が約半年前に、和解交渉を打診してきた。アフガン政府は代理人に疑念を抱き、申し入れを受けないことにしたが、交渉を急ぐ英国が代理人と接触。マンスール師の偽者とカルザイ大統領との会談には、英国代表も立ち会った。

一方、米政府当局者は、この人物がマンスール師よりも身長が低かったことなどから「偽者」と判断していたという。この人物はパキスタンの出身であることから、ダウドザイ補佐官は同国情報機関が関与した可能性を指摘している。


アフガン政府との和平秘密協議に参加したタリバンNo2マンスール師は偽物



27.11.2010, 16:32 ロシアの声
NATOとアフガン政府 タリバン幹部の偽者と協議

 北大西洋条約機構(NATO)とアフガニスタン政府は、同国反政府勢力「タリバン」の幹部を名乗る人物と和平交渉を実施したが、偽者だったことが明らかとなった。

 英マスコミの情報によると、タリバンとの妥協およびアフガニスタンからの部隊撤退を目指すNATO指導部は、タリバン幹部の偽者と協議を実施するという結果になった。

 パキスタンでは5月、情報局秘密情報部の諜報員が、タリバン第2の指導者と呼ばれるマンスール師との交渉の場を設けた。協議実施のために同氏には賄賂が支払われ、カルザイ大統領と会談するために、この人物は数回にわたりカブールを訪れたが、本物のマンスール師を知るアフガニスタン政府の職員が同氏と会った後で偽者であることが発覚したと伝えられている。

 この人物は、タリバン指導部が潜伏しているパキスタン・クエッタの商店の主、あるいはタリバン下層部の司令官、または詐欺師だったとの複数の説がある。
http://japanese.ruvr.ru/2010/11/27/35743608.html


中国の楊外相、米、韓、北朝鮮と電話会談

2010年11月27日 12:32
中国外相 米国、韓国、北朝鮮と協議

 北朝鮮による砲撃事件を受けて、中国の楊潔チ外相は26日、アメリカ、韓国、北朝鮮と相次いで協議し、冷静な対応と早期の対話を求めた。

 楊外相は26日、アメリカのヒラリー・クリントン国務長官、韓国の金星煥外交通商相と電話で協議し、北朝鮮の駐中国大使とも会談した。

 中国外務省によると、一連の会談で、楊外相は「事態の進展に深い憂慮」を表明、韓国と北朝鮮双方に冷静な対応と早期の対話を要求し、「各国が責任ある態度で積極的に対話を促し、ともに朝鮮半島の平和と安定を維持すべきだ」と強調した。

 砲撃事件後、中国の外相が北朝鮮当局者と会談し、アメリカと外相間の協議を行うのは初めて。北朝鮮への影響力行使を求める国際世論にアピールする一方、28日に行われる米韓合同軍事演習を前に北朝鮮を刺激して事態を悪化させないようアメリカをけん制した形。


★楊潔チの「チ」は竹かんむりの下にがんだれと「虎」


北方限界線(NLL=Northern Limit Line) - 読売新聞

2010年11月27日 読売新聞
緊迫の黄海境界線「NLL」とは…

 北方限界線(NLL=Northern Limit Line)は、黄海における韓国と北朝鮮の境界線。

 23日に北朝鮮の砲撃を受けた延坪島(ヨンピョンド)はNLLの南側にある。北朝鮮はこの境界線を認めていない。

 朝鮮戦争の休戦協定(1953年7月)では海上の境界線が定められなかったため、翌月に米軍主導の国連軍が独自にNLLを設定した。

 北朝鮮はこれに反発し、70年代半ば以降船舶によるNLL越境を繰り返してきた。99年9月には、NLL設定は「他人の家の庭にひそかに線を引く白昼強盗のような行為」だったと非難したうえ、NLLの南方に「海上軍事境界線」を独自に設定。その北側を「領海」であると宣言した。

 北朝鮮がNLLに強く反発するのは、外貨獲得源であるワタリガニの漁場が付近にあることや、米国を境界線再設定のための平和協定交渉に引き出す思惑のためと指摘されている。

 NLLと海上軍事境界線に挟まれた海域では、99年6月以降、北朝鮮軍と韓国軍の艦艇がたびたび交戦し、今年3月には韓国海軍哨戒艦が北朝鮮の魚雷攻撃で沈没、乗員46人が死亡する事件が起きた。(蒔)

(2010年11月27日10時14分 読売新聞)

韓国、黄海5島の戦力増強  「非対称戦力と局地戦に備え世界最高水準の装備で徹底的に対応せよ」

2010年11月27日 読売新聞
韓国、「世界最高」装備に増強…積極的応戦へ

 【ソウル=竹腰雅彦、仲川高志】北朝鮮による延坪島(ヨンピョンド)砲撃を受け、韓国政府は、黄海の北方限界線(NLL)に近い韓国領5島に配備する戦力の増強と、北朝鮮の武力挑発に対して積極的に対応できる交戦規則の見直しに着手する。
同地域に配置する海兵隊員の削減計画は白紙撤回され、国防予算を増やして、前線地帯での北朝鮮の奇襲攻撃などに対する対応強化を図る構えだ。

 「(北朝鮮の特殊部隊など)非対称戦力と局地戦に備え、世界最高水準の装備で徹底的に対応せよ」

 韓国の李明博(イミョンバク)大統領は25日、緊急招集した安保経済点検会議で、延坪島や白リョン島(ペクリョンド)(リョンは令へんに羽)など黄海5島の戦力増強についてこのように指示した。韓国政府関係筋によると、会議では、「安保分野の多角的な改善・補完対策の推進」が確認された。

(2010年11月27日10時04分 読売新聞)

【国際テロ捜査情報流出】流出情報を第三書館がそのまま出版  

毎日新聞
テロ資料流出:公安情報出版 個人情報削除せず

 国際テロに関する警視庁公安部外事3課などの内部資料とみられる文書がインターネット上に流出した問題で、流出データを収録した本が出版されたことが分かった。捜査協力者や警察官の氏名や住所、顔写真などの個人情報がそのまま掲載されており、出版元の第三書館は「被害者はテロリストとして扱われた捜査協力者。誰が被害者なのかを明らかにする必要があると判断した」と説明している。

 本のタイトルは「流出『公安テロ情報』全データ」(480ページ)。流出したデータを項目ごとに分け、内容を加工せずに転載している。「個人情報が含まれている」として配本を断る書店もあったが、既に約2000部が全国の店頭に並んでいるという。

 警視庁はデータについて、「調査中」として内部資料とは認めていない。第三書館の北川明社長は「警察が内部資料と認めていない以上、出版する権利はある。警察の情報管理のずさんさやイスラム教徒を敵視する姿勢を浮き彫りにしたかった」と話している。
毎日新聞 2010年11月27日 10時40分


中国、米韓合同軍事演習に反対

2010年11月27日 読売新聞
中国、米韓軍事演習に反対…米空母接近を警戒

 【北京=大木聖馬、ソウル=前田泰広】中国外務省の洪磊(こうらい)・副報道局長は26日、北朝鮮による韓国・延坪島(ヨンピョンド)砲撃を受け、米韓両国が28日から黄海で米原子力空母「ジョージ・ワシントン」も参加しての合同軍事演習を行うことについて、反対する談話を発表した。