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2012/01/17

福島県広野町の中学校で土の除染作業をしていた59歳男性が死亡。 国の除染差作業での死亡は伊達市に続き二人目。

除染中に作業員死亡=2人目、放射線影響せず-福島
 日本原子力研究開発機構福島技術本部などは17日、福島県広野町周辺で実施している除染モデル事業で働いていた男性(59)が同日の作業中に死亡したと発表した。放射線被ばくが影響した可能性は極めて低いという。同機構の除染事業での死亡は2人目。
 同機構などによると、この日は7人のグループで午前9時から作業を開始。男性はしゃがみ込みながら土を掘り起こし、表土を除去する作業をしていた。午前11時55分ごろ、倒れているところを同僚が発見し、病院で死亡が確認された。(2012/01/17-18:36)

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201201/2012011701335


政府と福島県、母乳の放射性物質の検査を実施へ

母乳検査 全額補助へ
2012年01月17日

●県、子育て不安解消策

 原発事故による子どもへの健康影響に対する不安解消のため、県は新年度から、乳児を抱える母親の母乳検査や屋内の遊び場整備など、子育て世代向けの新たな支援事業を始める。

16日に開かれた県議会政調会で、県保健福祉部が明らかにした。

母乳検査は、4月に発足予定の原子力安全庁(仮称)の来年度予算案に計上された事業費5億6千万円を財源として活用する。県内で年間約1万8千人の新生児のうち、母乳で子育てする約1万人の母親が対象となる見通しで、5万円前後の検査費は原則として全額を補助する方針。希望者が採取した母乳を民間の検査機関で分析する方法を検討している。

 また、来年度から助産師などが、妊産婦からの放射線についての電話相談に応じる専門の窓口も設置する。屋外での活動を控える子どもたちの体力低下を防ぐため、市町村が設置する屋内の遊び場などの施設整備への助成も充実させる。





食品に含まれる放射性セシウムの新基準値について一般の消費者を対象にした説明会を開催=厚生労働省と食安委

東日本大震災:食品放射線新基準 政府が説明会
 4月施行予定の食品に含まれる放射性セシウムの新基準値について、政府による国民向けの説明会が16日始まった。放射性物質の健康影響や、自治体が実施中のモニタリング検査などへの理解を深めてもらうことも目的。2月末までに、福島、宮城、岩手、愛知、大阪、福岡の計6府県でも行われる。

 東京都千代田区で市民約200人が参加して行われた16日の説明会では、厚生労働省や農林水産省の担当者が現行の暫定規制値より厳しくなる新基準値の考え方やコメの検査状況などを説明。質疑も行われた。

 会場からは、「一般食品」で1キロあたり100ベクレルなどとした新基準値について「さらに低くすべきだ」という意見が出された。

毎日新聞 2012年1月17日 東京朝刊



文部科学省、「SPEEDI」の予測情報を一般への公表より9日早い3月14日に米軍に提供。

拡散予測、米軍に提供 事故直後に文科省
 東京電力福島第1原発事故直後の昨年3月14日、放射性物質の拡散状況を予測する緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)による試算結果を、文部科学省が外務省を通じて米軍に提供していたことが16日、分かった。

 SPEEDIを運用する原子力安全委員会が拡散の試算結果を公表したのは3月23日。公表の遅れによって住民避難に生かせず、無用な被ばくを招いたと批判されているが、事故後の早い段階で米軍や米政府には試算内容が伝わっていた。

2012/01/16 22:21 【共同通信】



黒川氏は会合後の記者会見で、菅直人前首相らへの公開聴取も「検討事項に入っている」と語った

東日本大震災:国会原発事故調「責任所在明らかに」 菅氏ら聴取「検討」
 国会が設置した原発事故調は16日、国会近くの憲政記念館で第2回会合を開いた。政府事故調の畑村洋太郎委員長(東大名誉教授)が昨年末公表した中間報告書の内容を説明し、「(政府や東電の)責任追及は目的としない」と強調。黒川清委員長は同日報道陣に配った文書で「責任の所在を明らかにしつつ、真相究明を行うことが重要」とし、両事故調の姿勢の違いが浮き彫りになった。

 畑村氏は中間報告の自己採点を問われ「90~95点」と回答。しかし国会事故調の委員は「地震・津波と原発事故の複合災害のおそれを関係者がなぜ無視してきたか、中間報告は(内容が)薄い」と指摘した。黒川氏は会合後の記者会見で、菅直人前首相らへの公開聴取も「検討事項に入っている」と語った。【笈田直樹】

毎日新聞 2012年1月17日 東京朝刊



出頭を決意した後、平田用の自転車を購入

斎藤容疑者、出頭に使うため自転車購入
 オウム真理教の元幹部、平田信容疑者をかくまったとして元出家信者の女が逮捕された事件で、女が先月、平田容疑者の出頭に使うため新しい自転車を購入していたことが新たにわかりました。

 オウム真理教の元出家信者、斎藤明美容疑者は平田信容疑者を2004年から東大阪市のマンションにかくまったとして逮捕されました。

 平田容疑者の出頭当日、2人は潜伏先のマンションを隠すため、およそ7キロ離れた大阪市の地下鉄・本町駅まで自転車で移動したとみられていますが、斎藤容疑者と接見した滝本太郎弁護士への取材で、平田容疑者の自転車は出頭の際に使うために、先月購入していたことが新たにわかりました。

 「彼女はもともと自転車を持っていたが、12月に入って(平田容疑者が)出頭するので、新しい自転車をもう1台安いものを買って本町の駅で平田容疑者を見送ったということです。見送った場所は地上です」(滝本太郎弁護士)

 また、斎藤容疑者は勤務先などで「吉川祥子」の偽名を使っていましたが、この偽名は逃亡生活中のおよそ15年前に平田容疑者が名付けたものだということです。(17日01:55)