(03/19 23:05)
福島第一原発で、東京消防庁による放水が続いています。政府の対策本部の要請で予定の7時間を延長し、放水はすでに9時間を超えました。
東京消防庁によると、3号機の使用済み燃料プールに向けて19日午後2時過ぎから始まった放水は当初、7時間で終える計画でした。しかし、「できる限り水を入れてほしい」という政府の対策本部の要請を受け、予定よりも3時間あまり長い、20日午前0時半まで放水を延長しました。現在もハイパーレスキュー隊員らによる懸命の放水が続いています。
福島原発3号機、20日未明も放水継続 2000トン超か
2011/3/20 3:10
冷却機能を失った東京電力福島第1原発3号機の使用済み燃料貯蔵プールに向けた東京消防庁の連続放水は20日未明も続いた。19日午後2時ごろに始まった放水は当初、7時間の予定だったが、政府の要請で20日午前0時半まで延長。さらに政府が再延長を求めたため20日未明も継続した。
総放水量は2000トンを超えたとみられ、3号機の貯蔵プールの容量(約1400トン)を上回った。放水は開始直後から無人で行われている。
18日に派遣された隊員139人のうち、19日未明の1回目の放水作業に携わった約50人は19日夜、東京に戻った。東京消防庁は交代要員を含む102人を19日に派遣している。〔共同〕
東京消防庁の連続放水 終わる
3月20日 5時9分
福島第一原子力発電所の3号機を冷却するため、東京消防庁が放水車を無人にして連続して行っていた放水は20日午前3時40分に終りました。
「3号機の安全性を保つため、できるかぎり長く続けてほしい」という政府の対策本部の要請で、放水は計画の7時間を大幅に超えて13時間半余りにわたって続けられました。
放水された海水の量は、使用済み燃料を保管するプールの容量のほぼ2倍に上ったとみられています。東京消防庁は、今後も福島第一原発で放水作業を続けるかどうか、政府の対策本部と調整することにしています。