大王製紙の関連会社エリエールペーパーテック(栃木県さくら市)は12日、臨時株主総会を開き、全取締役の解任などを決議した。7割超の株式を持つ創業家側の提案により、取締役3人(全員が大王製紙から出向)が解任され、新たに5人の取締役が選任された。大王製紙側は反対したものの、賛成多数で可決された。創業家と会社の対立は決定的となった。
大王製紙は10日、前会長で創業者一族の井川意高被告に融資したグループ企業7社の役員10人を3月6日付で辞任させる処分をすでに発表していた。臨時総会で創業家側から解任が提案された取締役の1人は3月に辞任するはずの10人に含まれていた。(2012/02/13-11:11)
http://www.jiji.com/jc/c?g=ind_30&k=2012021200145
2012/02/13
大王製紙、創業家と会社の対立が激化
大王製紙の出向役員を解任=創業家、会社の対立決定的に
2012/02/11
大王製紙、井川前会長に融資した関連会社役員らを処分
2012年2月11日1時22分
大王製紙、関連会社役員らを処分 不正融資に絡み
大王製紙、関連会社役員らを処分 不正融資に絡み
大王製紙の関連会社7社が、井川意高前会長に巨額のカジノ資金を貸し付けた問題で、同社は10日、貸し付けに応じたり止めなかったりした関連会社の役員ら計23人を処分すると発表した。関与の度合いで辞任勧告や出勤停止、降格や減給処分にする。
対象となるのは代表取締役6人と取締役11人、部長4人。ほかに当時の代表取締役2人も含まれる。部長1人をのぞき全員が大王製紙からの出向社員。
これとは別に7社のうち、紙おむつ製造のエリエールペーパーテック(栃木県さくら市)では、臨時株主総会を12日に改めて開く予定だ。同社が3日に脱創業家支配を進める大王製紙側にグループ株を売ったことは認められないとして、大株主の井川高雄元顧問が取締役全員の解任を求めている。
2011/11/25
「(井川容疑者の賭ける金額は)10万香港ドル(約100万円)いかない程度です。せいぜい3万香港ドル(約30万円)くらい」
カジノ同席で証言「井川前会長は冷静」
大王製紙の前会長がカジノでの借金を返済するため、グループ企業から巨額の金を借り入れ、損害を与えたとして逮捕された事件です。2年前、中国・マカオのカジノで前会長と一緒にギャンブルをしたという中国人の女性実業家がJNNのインタビューに応じ、「井川容疑者はとても冷静で、衝動的に金を賭ける人ではなかった」と語りました。
今年6月に開かれた取締会で配布された有価証券報告書に関する資料には「連結子会社から井川容疑者への貸し付けが記載されたページ」は添付されなかった
大王前会長の借り入れ記載なし 取締役会の配布資料
大王製紙前会長の特別背任事件で、6月に開かれた同社の取締役会で配布された有価証券報告書に関する資料に、子会社から井川意高容疑者(47)への貸し付けが記載された部分が含まれていなかったことが23日、関係者の話で分かった。
取締役会は井川容疑者が議長を務めていた。東京地検特捜部は、井川容疑者が発覚を恐れ、借り入れ部分を除外した可能性もあるとみて調べを進める。
取締役会は6月29日に開かれ、11年3月期の有価証券報告書提出などの案件が報告された。その際、コピー資料が配布されたが、連結子会社から井川容疑者への貸し付けが記載されたページは添付されていなかった。
2011/11/23 18:37 【共同通信】
2011/11/24
大王製紙の経理担当役員は昨年7月、同5~6月に子会社から計15億円が貸し付けられたことを把握
「事業資金」と虚偽説明=子会社からの融資-カジノ目的隠す・大王製紙前会長
大王製紙をめぐる特別背任事件で、逮捕された前会長井川意高容疑者(47)が、子会社からの融資を把握した経理担当役員や監査法人に対し、使い道について「事業のための運転資金だ」と説明していたことが24日、分かった。
関係者によると、井川容疑者は、大王製紙の特別調査委員会が9月に行った聞き取りにも同様の説明をしていた。106億円を超える子会社からの融資の大半は実際にはカジノで使われており、賭博目的だったことを隠したとみられる。
調査委によると、大王製紙の経理担当役員は昨年7月、同5~6月に子会社から計15億円が貸し付けられたことを把握した。井川容疑者は役員に「2011年3月末までに返済する」と説明した。
しかし、今年4月になっても返済されなかったことから、役員が改めて返済時期を確認したところ、井川容疑者は9月末までに返すと説明。役員が「事業のための運転資金ですか」と問うと、井川容疑者は「そうだ」と答えたという。(2011/11/24-19:15)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201111/2011112400904
2011/11/23
グループ企業の役員に対し、カジノ関連の会社の口座を電話で告げ、振り込みの期限を「あすまで」などと指定していた
前会長 カジノ借金返済で金指示か
11月23日 4時34分
11月23日 4時34分
大王製紙の井川意高前会長が、グループ企業から引き出した巨額の資金を海外のカジノに使い、損害を与えたとして東京地検特捜部に逮捕された事件で、前会長は期限を「あすまで」などと指定して金を振り込ませていたことが分かりました。特捜部は、前会長がカジノの借金の返済に追い込まれ、巨額の資金を引き出していたとみて調べています。
2011/11/22
大王製紙前会長を会社法違反容疑で逮捕
大王製紙前会長逮捕=巨額借り入れ、特別背任容疑-子会社に32億円損害・東京地検
大王製紙前会長による巨額借り入れ問題で、東京地検特捜部は22日、カジノでの負債の支払いなどに充てる目的で総額約106億円を子会社から借り入れ、少なくとも32億円の損害を与えた疑いが強まったとして、会社法違反(特別背任)容疑で前会長井川意高容疑者(47)を逮捕し、自宅などを家宅捜索した。
弁護人によると、井川容疑者は特捜部の調べに事実関係を認めている。グループを支配する創業者一族の前会長による巨額借り入れは、刑事事件へと発展した。
特捜部は、85億円を超えるとされる未返済の借り入れの大半は、マカオやシンガポールのカジノでの借金の穴埋めに使われたとみており、損害額はさらに増える可能性がある。
逮捕容疑によると、井川容疑者は子会社4社の会長としての任務に背き、賭博の負債の支払いなど自己の利益を図る目的で、7~9月、7回にわたり貸付金として計32億円を指定した口座に振り込ませ、4社に同額の損害を与えたとされる。
4社からの借り入れはいずれも未返済で、事前に取締役会の承認を得ることなく、全て無担保で行われたという。大王製紙が21日、同容疑で告発状を提出していた。(2011/11/22-12:24)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011112200258&j4
2011/11/21
大王製紙前会長、非連結のファミリー企業からも5億3千万円の借入
大王製紙前会長 新たな借り入れ発覚
< 2011年11月21日 12:17 >
< 2011年11月21日 12:17 >
「大王製紙」井川意高前会長(47)の巨額借り入れ問題で、井川前会長が、子会社からの一連の借り入れの前に、関連会社からも約5億円を借り入れていたことがわかった。東京地検特捜部は一両日中にも強制捜査に乗り出す方針。
関係者によると、井川前会長は子会社から約106億円を無担保で借り入れているが、この一連の借り入れの前にも、関連会社から5億3000万円を借り入れていたことがわかった。東京地検特捜部は、井川前会長が借入先を関連会社から自身が代表を務める子会社に切り替えたことで、借入額が拡大したとみて調べている。
一方、大王製紙は106億円のうち約88億円の損害分について、井川前会長を特別背任容疑で刑事告発する方針。会社からの告発を受け、特捜部は一両日中にも強制捜査に乗り出す方針。
2011/11/10
東京証券取引所が10日付で大王製紙株を、投資家に上場廃止の恐れがあることを知らせる「監理銘柄」に指定
大王製紙:東証が監理銘柄に指定 前会長巨額借り入れ問題
大王製紙は10日、11年9月中間連結決算を金融商品取引法に定められた期限である14日までに発表できない見込みとなったと発表した。井川意高前会長が複数の子会社から巨額の資金を借り入れ、一部が返済されていない問題を受け、決算への影響を精査していたが、10日時点で作業が終わっていないため。
これを受けて東証は、大王製紙の株式を上場廃止基準に該当する恐れがある「監理銘柄」に指定した。指定されても株式の売買はできるが、1カ月後の12月14日までに決算発表ができなければ、上場廃止が決まる。大王製紙は「一日も早く監理銘柄の指定の解除を受けられるよう全力を尽くす」としている。
毎日新聞 2011年11月10日 22時39分(最終更新 11月10日 22時46分)
2011/10/27
融資総額約106億円のうち約90億円は、子会社などから前会長の個人口座に入金された後、カジノ関連会社の口座に振り込まれていたという
カジノ関連口座に100億円超=融資大半使用か-大王製紙、前会長告訴へ
大王製紙の井川意高前会長(47)が子会社から巨額融資を受けていた問題で、融資総額約106億円のうち約90億円が、海外のカジノ関連会社の口座に前会長名義で入金されていたことが27日、関係者への取材で新たに分かった。
大王製紙が設置した特別調査委員会の調べで、融資のうち十数億円は、子会社から米国ラスベガスのホテル関係の口座に直接入金されていたことが判明しており、融資の大半がカジノで使われた可能性が浮上した。
大王製紙は28日に調査結果を公表するとともに、佐光正義社長が記者会見し、会社法違反(特別背任)容疑で前会長を東京地検特捜部に告訴すると表明する方針。告訴を受け、特捜部は捜査を本格化させるとみられる。
調査委の調べなどによると、井川前会長は昨年5月~今年9月、子会社7社などから無担保で総額約106億円の融資を受けた。
関係者によると、うち約90億円は、子会社などから前会長の個人口座に入金された後、カジノ関連会社の口座に振り込まれていたという。(2011/10/27-20:56)
http://www.jiji.com/jc/zc?key=%c2%e7%b2%a6%c0%bd%bb%e6&k=201110/2011102700482
2011/10/21
王子製紙: 前会長、マカオのカジノで少なくとも20億円を使用 東京地検特捜部はカジノ旅行を仲介した業者への聴取も検討
マカオのカジノで20億以上使用か 大王製紙前会長(10/21 18:48)
大王製紙の前会長が子会社から105億円の巨額融資を受けた問題で、前会長がマカオでギャンブルに20億円以上を使っていたことが分かりました。借り入れの一部が充てられたとみられます。
関係者によりますと、井川意高前会長はマカオに複数回渡航し、カジノでのギャンブルに少なくとも20億円以上を使っていたということです。この原資の大半が子会社からの借入金とみられています。井川前会長は、「借入金は個人的に使った。この借り入れが特別背任の罪にあたると今では認識している。責任は感じているし、覚悟はしている」などと話したということです。また、現経営陣による特別調査委員会のメンバー選定などについて、不満を漏らすようなこともあるということです。
2011/10/20
6月30日の取締役会では子会社から井川元会長への前年度の貸付金23億5000万円は、「問題にならなかった」
大王製紙、巨額借り入れ取締役会で説明せず
大王製紙の井川意高(もとたか)前会長(47)が同社の了解を得ずに、子会社から100億円を超える借り入れをしていた問題で、大王製紙の6月30日の取締役会で、前会長への約23億5000万円の貸付金が記載された3月期の有価証券報告書が示されたにもかかわらず、この貸し付けについては説明がなかったことが、同社関係者の話で分かった。
前会長はその後も子会社から多額の借り入れを繰り返しており、融資が膨らむ結果につながったという。
関係者によると、同報告書には、子会社2社から前会長への「短期貸付金」として計23億5000万円が記載されていたが、報告書に関する説明はごく短時間で終了し、貸付金については触れられなかった。取締役会の議長は前会長が務め、報告書は同日中に関東財務局に提出されたという。
報告書には、前会長の父親の高雄氏(74)が代表取締役を務める関連会社への約22億円の貸付金も記載されていたが、実際には、関連会社を迂回(うかい)して前会長に貸し付けられていたという。
(2011年10月19日03時07分 読売新聞)
2011/10/18
大王製紙: アメリカ・ラスベガスに開設された前会長の個人口座に十数億円
借入総額110億円に=ラスベガス口座に十数億-大王製紙前会長、迂回融資も
大王製紙の井川意高前会長(47)が複数の子会社から巨額の融資を受けていた問題で、前会長の借入総額が約110億円に上ることが18日、関係者への取材で分かった。うち十数億円は、前会長が管理する米国ラスベガスのホテルに開設された口座に入金されていたことも判明した。
同社が設置した特別調査委員会は今月下旬に報告書をまとめる方針で、東京地検特捜部も同社から資料の任意提出を受けるなどし、会社法違反(特別背任)容疑で捜査を始めている。
大王製紙は先月、前会長が2010年度以降、連結子会社7社から計約84億円の融資を受け、うち約29億円は今年4月以降に現金などで返済されたと発表した。
関係者によると、調査委員会の調べで、新たに子会社から別の子会社を迂回(うかい)する形で前会長に約22億円が融資されていたことなどが判明した。(2011/10/18-09:11)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201110/2011101800125
2011/09/16
「なぜ、これほど多くの現金が必要だったのか」と問われても「よく分からない」「本人からの発言はない」との答えに終始した
大王製紙会長が辞任=子会社から借金80億円超-調査委設置、「背任の可能性」
大王製紙は16日、創業者一族の井川意高会長(47)が同日付で辞任したと発表した。井川氏は複数の連結子会社から2010年度以降に計80億円超の融資を受け、現在も約50億円の借り入れが残っているという。同社は「ガバナンス上の問題があり、井川氏本人から辞任の申し出があった」としている。
大王製紙は社外メンバーも加えた特別調査委員会を16日設置し、1カ月以内に調査結果を公表する。記者会見した佐光正義社長は「(前会長に)背任罪の可能性がないとは言えない」と述べ、調査結果次第では刑事告訴も検討する考えを示した。(2011/09/16-20:33)
http://www.jiji.com/jc/c?g=ind_30&k=2011091600894
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