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2011/06/03

販売促進費を水増し計上するなどして、2009年3月期までの3年間で所得約6億1200万円を隠し、脱税

美容研究家に脱税で有罪判決 東京地裁
2011/6/3 12:12
 約1億7900万円を脱税したとして、法人税法違反罪に問われた化粧品会社「トリプルサン」(東京)社長、岡江美希被告(39)=本名・多田美希=に、東京地裁は3日、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)の判決を言い渡した。法人としての同社は罰金4300万円(求刑罰金5300万円)とした。

 被告はニューハーフ美容研究家としてテレビ出演するなどしていた。

 判決理由で山田直之裁判官は「困っている友人を援助するため蓄財したという動機は身勝手で、自分の遊興費にも相当使っており、刑事責任は軽くない」と指摘する一方、罪を認め、反省しているとして刑の執行を猶予した。

 判決によると、被告は販売促進費を水増し計上するなどして、2009年3月期までの3年間で所得約6億1200万円を隠し、脱税した。

〔共同〕









法人税およそ1億7,900万円を脱税したとして、在宅起訴されたニューハーフ美容研究家として知られる化粧品販売会社の社長に対し、東京地方裁判所は、執行猶予付きの有罪判決を言い渡した。
化粧品販売会社「トリプルサン」社長の岡江美希(本名 多田美希)被告(39)は、経費を水増しし、利益を少なく見せかけるなどして、3年間で6億1,000万円余りの所得を隠し、法人税およそ1億7,900万円を脱税した罪に問われている。
3日の判決で東京地裁は、明確な犯意に基づく計画的かつ巧妙な態様で、健全な納税意識を欠いた身勝手なものなどとして、岡江被告に懲役1年6カ月、執行猶予3年の判決を言い渡した。
岡江被告は「ご迷惑をおかけしまして、本当に申し訳ございませんでした。またあらためて一からやり直したいと思います」と話した。
(06/03 12:49)