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2011/06/03

政局ドキュメント 2011年6月2日

政局ドキュメント 2011年6月2日




7:54 民主党の岡田克也幹事長が首相公邸に入り、菅直人首相と内閣不信任決議案をめぐり協議。 

8:27 岡田氏は「不信任案を否決できそうか」との記者団の質問に無言で車に乗り込む。 

9:00 自民党の大島理森副総裁が不信任案について記者団に「多くの皆さんの理解を得られるよう呼び掛けたい」。 

9:00 民主党の安住淳国対委員長が記者団に「与党としての責任を果たすためには不信任案を大差で否決しなければならない」。

10:00 西岡武夫参院議長が記者会見で、不信任案が可決された場合の首相の対応について「衆院解散という選択肢はあり得ない」と語る。

10:30 公明党の山口那津男代表が党中央幹事会で「結束して国民の期待に真に応えられる道筋を切り開いていかなければならない」とあいさつ。

10:34 与党党首会談の冒頭、首相と亀井静香国民新党代表が固く握手。亀井氏が「当面の対応を終えたら退陣してほしい」と進言。これに対し首相は「考えておく」。

10:40 自民党の谷垣禎一総裁が記者団に「不信任案の採決で政治の大きな問題点を乗り越える道筋を開きたい」。

11:00 枝野幸男官房長官が記者会見で、「重い責任を自ら放棄する考えは首相にはない」と首相の自発的辞任を否定。

11:16 鳩山由紀夫前首相が首相官邸に入る。

12:05 首相と鳩山氏の会談終了。同席した岡田氏は不信任案について記者団に「粛々と採決する」。

12:16 首相が民主党代議士会で「大震災に一定のめどが付き、役割を果たした段階で若い世代の皆さんに責任を引き継いでほしい」と震災対応などのめどが付いた段階での退陣を表明。

12:24 鳩山氏が代議士会で「ぜひ一致して行動ができるよう私からもお願いしたい」と不信任案に反対するよう要請。

12:25 原口一博前総務相が代議士会で「自民党に政治を戻してはならない」と強調。

12:37 谷垣氏が自民党の両院議員総会で首相の退陣表明について「いつめどが付くか何も言及していない。茶番にすぎない」。

12:40 山口氏が首相の退陣表明について記者団に「茶番で驚きを禁じ得ない。菅政権に厳しく不信任を突き付ける意思は全く変わらない」。

13:32 衆院本会議開会

15・05 不信任案採決開始。民主党の小沢一郎元代表らが棄権。松木謙公、横粂勝仁両氏が賛成。

15・24 与党の反対多数で不信任案否決。

15・28 首相が否決について記者団に「よかったですね」。

15・30 みんなの党の渡辺喜美代表が記者団に「これで菅内閣がしばらく続く。残念だ」。

15・40 共産党の志位和夫委員長が記者会見で「国民レベルで菅政権が信任されたと捉えるべきではない」。

15・42 首相が臨時閣議前に全閣僚に「お世話になりました」と声を掛け握手。

15・43 鳩山由紀夫前首相が首相退陣の時期について記者団に「そう遠くないと思う。2011年度第2次補正予算案の成立までということではなく、早期編成のめどが付いたときだ」。

15・43 臨時閣議で首相が閣僚に「引き続き被災地の視点に立って震災対応をしっかりやってもらいたい」と指示。

15・45 公明党の山口那津男代表が参院での首相問責決議案について記者団に「菅政権の取り組みをしっかり見た上で重要な手段として検討すべきだ」。

16・45 谷垣氏が記者会見で「退陣(表明)をまやかしにしてはいけないので断固追及していく。菅政権の終わりの始まりだ」。

17・38 枝野幸男官房長官が記者会見で、東祥三内閣府副大臣ら辞表を提出した政務三役5人を慰留する考えを表明。

19・20 古賀伸明連合会長が記者団に「小沢氏も堂々と自分の意思をきちんと表明すべきだった」。

20・40 首相が民主党常任幹事会で「不信任案を皆さまの結束した力で否決していただいた」とあいさつ。

21・40 民主党が常任幹事会で松木、横粂両氏を除籍処分に。棄権した小沢氏ら15人の処分は先送り。

22・04 首相が記者会見。不信任案を提出されたことについて「私自身の不十分さも大きな原因で国民におわびしたい」と述べる一方、退陣時期は明言せず。


(2011/06/03-00:01)


http://www.jiji.com/jc/zc?k=201106/2011060200401




http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011060200800