2012/2/9 12:39
東京電力は9日、福島第1原子力発電所2号機の原子炉圧力容器底部の温度が同日午前5時時点で67.9度だったと発表した。7日早朝から注水量を増やした結果、7日午前5時の72.2度よりは下がったが、8日は65~68度で、ほぼ横ばい。東電は9日午前の記者会見で「しばらくは傾向を注視したい」とした。
2号機は圧力容器底部にある3つの温度計のうち、1つで温度が上昇している。
東京電力は9日、福島第1原子力発電所2号機の原子炉圧力容器底部の温度が同日午前5時時点で67.9度だったと発表した。7日早朝から注水量を増やした結果、7日午前5時の72.2度よりは下がったが、8日は65~68度で、ほぼ横ばい。東電は9日午前の記者会見で「しばらくは傾向を注視したい」とした。
2号機は圧力容器底部にある3つの温度計のうち、1つで温度が上昇している。
【ジュネーブ時事】バチカンからの報道によると、カトリック教会の神父らによる相次ぐ性的虐待問題で、教会側が被害者らに支払った賠償額はこれまでに総額約20億ドル(約1540億円)に上るとみられることが8日、専門家の調査で明らかになった。公にならず和解に至ったケースも多く、正確な額は不明という。
調査したのは米カトリック教会の関係者2人。各国のカトリック聖職者らが参加し、バチカンで6日から9日まで開かれている会合で報告、聖職者らへの信頼が失われた代償は金銭的損失よりも大きいと強調した。(2012/02/09-06:45)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012020900056
民主党は7日、計11人いる党最高顧問・副代表に特定分野の政策を担当させる方針を固めた。最高顧問の鳩山由紀夫元首相は外交、菅直人前首相は新エネルギー政策を担当し、幹事長室に提言する。輿石東幹事長が発案し、両氏も了承した。ただ、首相時代に鳩山氏は普天間飛行場移設問題で、菅氏は東京電力福島第1原子力発電所事故に絡むエネルギー問題で迷走した経緯があるだけに「ミスキャスト」との声も出そうだ。
東京電力福島第1原発2号機で圧力容器底部の温度が急上昇した問題で、東京電力は7日未明、再臨界を防ぐためのホウ酸水を原子炉内に注入したと発表した。冷却のための炉内への注水量も毎時10・5立方メートル(10・5トン)から同13・5立方メートル(13・5トン)に増やし、昨年12月の事故収束に向けた工程表のステップ2達成宣言後で最大の量になった。同日午前10時現在の温度は69度と高止まりしている。
【CJC=東京】中国内モンゴル自治区エレンホトで、地下カトリック教会スイユアン教区のヨセフ・ガオ神父、ヨセフ・バン神父と教区司祭3人が1月30日、警察に拘束された。カトリック系UCAN通信が報じた。ガオ神父は教区長、バン神父は神学校長。
エレンホトの信徒宅で人事検討の会議をしていたところを警察と政府当局者30人の手入れを受けたもの。
内モンゴルの中部と西南部を管轄するスイユアン教区では、司祭30人が信徒宅に住んで秘密裏に司牧を行ってきた。
東京電力福島第一原子力発電所の2号機の原子炉の温度が上昇していることについて、国の原子力安全委員会の班目春樹委員長は、「状況から、再臨界というような事態は、おそらく起きてはおらず、それほど心配することではないが、原子炉への注水量を増やすなどして、慎重に対応してほしい」と述べました。
一方で、去年11月に自発的な核分裂によってできた放射性物質のキセノンが検出されたときに、再臨界の可能性が問題になったことを例に挙げ、「何かあるたびに、国民は想定外のことが原子炉で起きているように感じて、不安に陥っている」と指摘しました。
そのうえで、「メルトダウンした核燃料が原子炉のどこにあるのかが把握できていない状況で、どのようなことが起き得るかを、あらかじめ想定したうえで、きちんと国民に説明しておくべきで、その努力が足りない」と、東京電力や保安院の対応を批判しました。
福島第1原発2号機の原子炉の温度が、2月2日以降、上昇を続けていて、東京電力は5日未明、原子炉への注水量を増やし、温度が低下するか確認することにしている。
2号機の原子炉圧力容器下部の温度は、2月2日におよそ52度だったが、その後、上がり続けていて、5日午前5時の時点で67.4度と、およそ15度上昇している。
これを受けて、東京電力は5日未明、原子炉への注水量を1時間あたり8.6トンから9.6トンに増やし、温度が低下するか監視するとしている。
原因について東京電力は、現時点で明確にはわからないとしているが、「冷温停止状態」の判断には影響はないとしている。
(02/05 12:34)
鳩山由紀夫元首相は4日、地元の北海道室蘭市で開かれた後援会のパーティーで、「皆さんのご理解が得られれば、由紀夫の『由』を友愛の『友』にしたい」と述べ、改名の希望を持っていることを明らかにした。
締めのあいさつで語り、約700人の参加者から拍手で歓迎された。
鳩山元首相は報道陣に「ユキオはユキオで、変わりない。ただ、友愛精神がちゃかされたり、十分に伝わらなかったりしている」と説明。その上で「私たちは昨年、大変な災害で絆を大事にしなければいけないことに気付いた。絆とはまさに友愛。自分の名に『友』をつけ、理解を深めさせていければ」と語った。また、「発想の段階で時間がかかる」としながらも「自分なりに真剣に(方法を)考えたい」とも述べた。
(2012年2月5日09時27分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120204-OYT1T00754.htm
日本原燃は3日、青森県六ヶ所村の使用済み核燃料再処理工場で1月下旬~2月上旬に予定していた最終準備段階の「ガラス固化試験」を延期すると発表した。
試験で使う溶融炉で、溶かしたガラスが流れにくくなる不具合が生じたためで、試験開始は3月上旬以降となる見通し。10月の工場完成を目指す原燃は「目標は変えないが、厳しくなった」と説明した。
予定していたのは、使用済み燃料からウランやプルトニウムを抽出する過程で生じる高レベル放射性廃液を、溶かしたガラスと混ぜて金属製容器内で固める工程の確認試験。原燃は、準備として、溶融炉にガラスだけを入れ、容器に注ぎ込む作業を1月24日から進めていた。しかし、ガラスが容器に流れ込む速度が遅くなる不具合があり、調べたところ、ガラスの中に固形物が確認された。原燃は、〈1〉炉内のレンガの破片〈2〉炉の加熱装置に付着したサビのようなもの〈3〉ガラスが結晶化したもの――のいずれかが、溶融炉から容器につながるノズルに詰まったとみて、試験開始を延期し、ドリルで除去する作業を始めることにしたとしている。
(2012年2月3日19時37分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120203-OYT1T00959.htm
【ワシントン時事】国際ハッカー集団「アノニマス」は3日、米連邦捜査局(FBI)とロンドン警視庁のアノニマス捜査に関する電話会議の音声を動画投稿サイト「ユーチューブ」上で公開した。捜査状況が筒抜けになっていることを暴露され、FBIとロンドン警視庁は面目をつぶされた格好だ。
公開されたのは、1月17日に行われた電話会議の約17分間の音声。FBIとロンドン警視庁のハッカー問題担当の捜査官が、雑談混じりに捜査状況を意見交換している模様が録音されている。インターネット上には、電話会議の開催を連絡する電子メールの内容も投稿された。(2012/02/04-10:40)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201202/2012020400139
アフガニスタンの武装勢力タリバンの最高指導者オマル師からとされる書簡が昨年、オバマ米大統領宛てに届けられていたことが3日明らかになった。米メディアが報じた。米軍との捕虜交換など信頼醸成の推進を求める内容。書簡にオマル師の署名はなく、信ぴょう性は確認されていない。
米政府は返信は出していないが、書簡を受けてタリバン側との接触を拡大したという。タリバンと米政府は捕虜交換協議を継続、和平交渉に発展する期待も高まっているが、米国内では共和党を中心に交渉への反対論が根強い。
米高官は「和解プロセスの中でさまざまなメッセージが届いたが、間違いなくオマル師からと言えるものは受け取っていない」と述べた。
書簡は、キューバ・グアンタナモ米海軍基地のテロ容疑者収容所のタリバン高官釈放など、米側が十分な信頼醸成措置を進めていないと不満を示した。(共同)
東日本大震災で東北地方沿岸を襲った大津波のうち、岩手県宮古市付近に上陸した津波の速度は秒速8メートルに達していた可能性があるとの分析結果を、筑波大と千葉工業大の研究グループが4日までにまとめた。
時速に換算すると約30キロ。100メートルを10秒で走る陸上短距離選手の時速は約36キロで、津波は上陸後も相当な速さで内陸部に押し寄せたといえる。
グループは津波で運ばれた巨大な石やがれきに着目。宮古市田老近辺に打ち上げられた、大きさが1メートル以上のコンクリート片や岩石など計380個の位置を衛星利用測位システム(GPS)で記録し、がれき類の密度や大きさなどから重さや津波の速度を計算した。
巨大ながれき類は、おおむね海から約700メートルの範囲に集中。防波堤付近から運ばれたとみられる約460トンのコンクリート片や140トンを超す岩石もあった。これらの石を動かすには少なくとも秒速8メートルが必要で、それより小さながれき類だけで計算しても秒速5~6メートルあったとみられる。
グループは今回の手法を応用し「地層の堆積物から、過去の大津波の速度を算出することを目指したい」としている。
(2012年2月 4日)
国際通貨基金(IMF)の篠原尚之副専務理事は3日、都内で記者会見し、野田政権が社会保障と税の一体改革で消費税率10%への引き上げに取り組んでいることについて、「IMFとして歓迎する」と評価した。
副専務理事は「日本の財政赤字、債務状況は先進国で最悪で、イタリアの倍くらい。欧州で起きている信用危機は日本にとってもいい教訓になる」と指摘。財政状況が市場で不安視され、日本国債が暴落する事態を防ぐためにも、「財政の健全性確保へ道筋を示しておくことが重要だ」と強調した。
また、消費税は最終的に15%まで増税される必要があるとの見方も示した。(2012/02/03-15:35)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201202/2012020300659
[東京 3日 ロイター] 国際通貨基金(IMF)の篠原尚之副専務理事は3日、都内で会見し、IMF資金基盤強化について、日本政府もいろいろ検討してくれていると理解している、と述べた。
また、日本国債は安定しているが、欧州・米国ソブリンとの連動性には注意が必要だ、との認識を示した。
*この記事の詳細はこの後送信します。新しい記事は見出しに「UPDATE」と表示します。
温暖化で日本は豪雪? 北極の氷と関係
地球温暖化などに伴って北極海の氷が少なくなると、低気圧の進路が変わって日本近くに寒気が入りやすくなり、時として豪雪を引き起こすことを突き止めたと、海洋研究開発機構のチームが1日発表した。今年の冬もこうした気象条件にあり、チームは「進行する温暖化にもかかわらず最近の日本の冬が寒い原因の一つかもしれない」としている。
チームは過去30年のデータを分析し、温暖化の影響が深刻とされる欧州の北にあるバレンツ海の氷が少ないと、通常はシベリア沿岸を東向きに進む低気圧の進路が、北寄りになって沿岸を離れることを確認。
2012/02/01 18:43 【共同通信】
1995年に旧動力炉・核燃料開発事業団(動燃、現日本原子力研究開発機構)の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)で起きたナトリウム漏れ事故に絡み、自殺した元総務部次長西村成生さん=当時(49)=の遺族が、同機構に約1億4800万円の損害賠償を求めた訴訟の上告審で、最高裁第3小法廷(寺田逸郎裁判長)は1月31日付で、遺族側の上告を棄却する決定をした。賠償を認めなかった一、二審判決が確定した。
遺族側は、動燃に記者会見でうその説明をするよう強いられたのが自殺の原因と訴えていた。
一審東京地裁は、会見での事実と異なる説明が自殺の一因としたが、「動燃が西村さんに虚偽発表をするよう指示したことを示す証拠はない」として請求を棄却。二審東京高裁も支持していた。(2012/02/01-20:26)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012020100788
[ニューヨーク 30日 ロイター] 格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は30日、高齢化に伴い増加を続ける医療費を抑制できなければ、2015年にも「高格付けの多くの」20カ国・地域(G20)諸国の格付けを引き下げる可能性がある、と警告した。
欧州の先進国と日本、米国について、高齢化で社会の安全網維持の負担が増すため、今後40年間の財政への打撃が最も深刻、としている。