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2010/11/27

韓国、黄海5島の戦力増強  「非対称戦力と局地戦に備え世界最高水準の装備で徹底的に対応せよ」

2010年11月27日 読売新聞
韓国、「世界最高」装備に増強…積極的応戦へ

 【ソウル=竹腰雅彦、仲川高志】北朝鮮による延坪島(ヨンピョンド)砲撃を受け、韓国政府は、黄海の北方限界線(NLL)に近い韓国領5島に配備する戦力の増強と、北朝鮮の武力挑発に対して積極的に対応できる交戦規則の見直しに着手する。
同地域に配置する海兵隊員の削減計画は白紙撤回され、国防予算を増やして、前線地帯での北朝鮮の奇襲攻撃などに対する対応強化を図る構えだ。

 「(北朝鮮の特殊部隊など)非対称戦力と局地戦に備え、世界最高水準の装備で徹底的に対応せよ」

 韓国の李明博(イミョンバク)大統領は25日、緊急招集した安保経済点検会議で、延坪島や白リョン島(ペクリョンド)(リョンは令へんに羽)など黄海5島の戦力増強についてこのように指示した。韓国政府関係筋によると、会議では、「安保分野の多角的な改善・補完対策の推進」が確認された。

(2010年11月27日10時04分 読売新聞)