ページ

2011/09/10

東日本大震災による死者1万5781人、行方不明者4086人

震災の死者・不明者2万人弱
9月10日 21時21分
東日本大震災による死者と行方不明者の数は、合わせて1万9867人に上っています。

警察庁によりますと、これまでに死亡が確認された人は、宮城県が9456人、岩手県が4656人、福島県が1603人となっています。また、茨城県が24人、千葉県が20人、東京が7人、栃木県と神奈川県がそれぞれ4人、青森県が3人、山形県が2人、群馬県と北海道がそれぞれ1人で合わせて1万5781人の死亡が確認されました。

このうちおよそ93%に当たる1万4678人は身元が確認されています。

一方、警察に届け出があった行方不明者は、宮城県で2149人、岩手県で1692人、福島県で241人など6つの県で4086人で、死者と行方不明者を合わせると1万9867人に上っています。




東日本大震災から半年…避難8万人、復興遠く
 東日本大震災は11日、発生から6か月となる。警察庁などのまとめでは、死者は1万5781人、行方不明者は4086人。

 今も8万人以上が避難しており、復興はまだ遠い。DNA鑑定で身元が特定された遺体は8月末時点で93体にとどまる。自宅や所持品が津波で流され、本人のDNAを採取できないケースが多いためで、身元のわからない遺体は1000体を超える。

 被災地では仮設住宅の建設が進んでいる。厚生労働省などによると、宮城、岩手、福島など7県で計4万9125戸の仮設住宅が完成し、うち84%で被災者が避難生活を送る。10月には必要とされる約5万2400戸がすべて完成する見通しだ。避難所は、東北3県で震災直後の約1800か所から126か所に減った。

 一方、東北3県では3月12日から8月21日までに15万3173人が失業手当の手続きをした。前年同期のほぼ倍で、増えたのは震災で失業した人とみられる。仮設住宅の入居者は、食費や光熱費などを自己負担しなければならず、厳しい雇用情勢が生活再建の足かせになっている。

(2011年9月10日23時58分 読売新聞)