中国、薄氏への厳罰示唆-妻の殺人疑惑伝えた腹心を平手打ちと新華社報道
2012年 9月 20日 12:18 JST【北京】中国当局は、重慶市共産党委員会のトップだった薄熙来氏が今年1月、腹心の王立軍・同市公安局長(当時。現在裁判中)から、薄氏の妻に英国人実業家殺害の嫌疑があると告げられた際、激怒して王氏の顔を平手打ちするなど強く反駁(ばく)していたことを初めて明らかにした。
薄、王両氏間のこうした激しいやり取りは中国国営の新華社通信が19日報じた。これは、薄氏が恐らく刑事告発など厳しい処罰を受ける可能性があることを示唆したものだ。党指導部は、10年に一度の共産党指導部交代を間近に控えて薄氏とその妻をめぐるスキャンダルを早期に収拾しようとしている。