2011年 03月 15日 04:45 JST
[パリ 14日 ロイター] フランス原子力安全当局(ASN)は14日、福島の原子力発電所での事故について、国際基準で定められているレベル7までの分類のうち、レベル5もしくは6に該当する可能性があるとの見解を明らかにした。これは1979年の米スリーマイル島原発事故に匹敵する水準としている。
原発事故、スリーマイル島事故より深刻…仏評価
【パリ=林路郎】フランス原子力安全局のアンドレクロード・ラコスト局長は15日、福島第一原発の事故について、国際原子力機関(IAEA)が定める8段階の国際原子力事象評価尺度(INES)で「レベル6」に当たると述べた。
「レベル7」とされた旧ソ連・チェルノブイリ原発事故(1986年)を下回るものの、「レベル5」とされた米スリーマイル島原発事故(79年)より深刻な事態となる。
(2011年3月15日22時03分 読売新聞)