【パリ13日AP=共同】フランス紙フィガロが北朝鮮の金正日総書記を治療したと認めたと報じたパリのサンタンヌ病院の神経外科医、フランソワグザビエ・ルー氏は13日、AP通信の電話取材に対し、金総書記への治療を否定、フィガロはルー氏の発言を誤って報道したと指摘した。
ルー医師は、脊髄の最新の手術法を教えるなどの目的で4月と10月に訪朝したことを認めたが、「(金総書記と)会わなかったし、彼についての情報は持っていない」と述べた。
2008/12/14 01:43 【共同通信】
2008/12/12
金総書記「脳卒中が回復」 フランスの医師、治療を認める
【パリ11日共同】病状悪化が伝えられた北朝鮮の金正日総書記について、パリのサンタンヌ病院のフランソワグザビエ・ルー神経外科部長は11日付フランス紙フィガロで、10月に平壌で金総書記の治療をしたことを認め、病状は回復に向かっていると言明した。
ルー医師は、金総書記が脳卒中を患っていたとした上で「手術は行わなかった。現在、病状は回復している。(北朝鮮当局から)公表された写真は最近の撮影で、ごまかしはないと思っている」と述べた。
また「総書記は北朝鮮の指導に当たっていると思われる」とも語った。
ルー医師の北朝鮮訪問については10月にフランス週刊誌ルポワンが伝えたが、この中でルー医師は訪問先は北京と説明し、治療を認めていなかった。
2008/12/12 06:06 【共同通信】