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2010/12/11

COP16 優等生だった日本の反乱 「京都議定書は一度でも延長されると永久に固定されるだろう」

2010.12.11 23:38 Sankei Biz
日本、孤立深めるも強気崩さず 延長阻止へ退路断つ COP16

 最終局面までもつれたCOP16で京都議定書を延長することに強く反対した日本は11月29日の開幕後の約2週間、批判の矢面に立たされ続けた。外交舞台でいつも“優等生”だった日本の反乱-。そこには、環境対策で過大な負担をかけられた日本経済の先行きに対する大きな危機感がある。

COP16閉幕 京都議定書延長の場合には「拒否する権利を侵害しない」との文言が盛り込まれる

2010.12.11 23:09 産経
議定書延長「拒否権」明記、ポスト京都先送り COP16閉幕


 【カンクン(メキシコ)=滝川麻衣子】地球温暖化対策の国際的枠組みを話し合う国連気候変動枠組み条約第16回締約国会議(COP16)は11日早朝(日本時間同日夜)、2012年末に期限切れとなる京都議定書後の枠組みについて「できるだけ早い作業完了を目指す」と結論を先送りした「カンクン合意」を採択し閉幕した。1年後に南アフリカで開かれるCOP17での決着に向け来年初旬にも協議を再開するが、議定書に代わる枠組み作りは容易ではなく、日本が反対した延長の可能性もある。


国連気候変動枠組み条約 第16回締約国会議(COP16)の決議要旨

COP16の決議要旨
2010/12/11 21:06 【共同通信】






COP16閉幕、削減目標など具体的な協議は来年に先送り

日本経済新聞
COP16閉幕、「ポスト京都」論点は先送り  「13年以降の枠組み」早期構築を採択
2010/12/11 20:57


カンクン合意の骨子
○産業革命前からの気温上昇を2度未満に抑える

○温暖化で生じる被害への対策を進める「カンクン適応枠組み」を設立

○新興・途上国は20年に何も対策をとらないときと比べ温暖化ガス排出量を減らす

○途上国支援へグリーン気候基金を設立



COP16 京都議定書の単純延長という「最悪の展開」は回避

時事 2010/12/11-20:28
産業界、「最悪の展開」回避に安堵=温暖化対策で貢献強調-COP16


 国連気候変動枠組み条約第16回締約国会議(COP16)で、2012年末までの温室効果ガス削減策を定めた京都議定書の単純延長という「最悪の展開」(財界首脳)が回避されたことを受け、産業界には安堵(あんど)の声が広がっている。

 米国や中国が参加しない同議定書は国際的な公平性に欠けるとして、単純延長には「絶対反対」(坂根正弘コマツ会長)の立場を表明してきただけに、今回の結論については「日本政府の交渉態度は一貫していた」(日本経団連幹部)と評価する声が多い。

 COP16は、京都議定書に代わる新たな温室ガス削減の国際的枠組みの結論を、事実上来年に持ち越した。新たな枠組みについて産業界は、「国民生活への影響を考えてほしい」(米倉弘昌経団連会長)と強調。主要国の中で日本だけが突出して厳しい削減目標を強いられ、公共料金引き上げなど過重な国民負担が生じることがないよう、引き続き政府に求める構えだ。(2010/12/11-20:28)

http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2010121100292

国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP16)は温暖化ガス排出削減の新しい国際枠組みづくりへ合意形成できない見通し

2010/12/11 2:04  日本経済新聞
COP16、新枠組み先送りへ 排出大国の米中取り込めず 「京都」延長も


 第16回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP16)は温暖化ガス排出削減の新しい国際枠組みづくりへ合意形成できない見通しが強まった。日本は大量排出国の米国や中国を取り込めないどころか、温暖化対策に消極的と批判されている。このまま閉幕すれば、来年の交渉へ向け京都議定書を2012年の期限後も延長する案が現実味を増す。


2010/12/10

産経がCOP16 議事録を入手 狭まる日本包囲網 「中国と米国が接近している」

産経
「世界を暗黒に落とす」日本を英・ブラジル批判 COP16議事録入手
2010.12.10 01:54

 【カンクン(メキシコ)=滝川麻衣子】2013年以降の温暖化対策の国際的枠組みを話し合う国連気候変動枠組み条約第16回締約国会議(COP16)の水面下の交渉で、焦点の京都議定書延長に反対する日本が厳しい圧力にさらされている実態が8日(日本時間9日)、産経新聞の入手した議事録で分かった。英国の閣僚は「交渉決裂は世界を暗黒に落とす」と日本を強く非難。最終日の10日までに合意できない場合の責任を日本に負わせようとする動きをみせている。




COP16 英国「交渉が決裂すれば日本がヘッドラインになる」 日本「日本のレッドラインは明らかだ」

「決裂したら日本が見出しになる」COP16議事録要旨
2010.12.10 01:30


 国連気候変動枠組み条約第16回締約国会議(COP16)で6日に行われた日本と英国、ブラジルの交渉では京都議定書の延長をめぐる応酬で終始した。議事録要旨は以下の通り。

 
日本「延長を拒否した初日(11月29日)の声明が皆を驚かせたかもしれないが、交渉を阻止することを意図したものではない」

英国「日本は(京都議定書ともう1つの枠組みが並立する)2トラックの下で、議定書延長の可能性を示唆する文言について前向きになれるか」

日本「米国や中国のような主要排出国が入るなら延長を受け入れる用意はある。しかし、こうしたことが(議定書期限の)2012年までに起こるとは思えない」

ブラジル「延長に合意しないことは議定書の目的への挑戦だ」

英国「途上国グループから譲歩を引き出すためには、議定書延長について前向きな表現が必要だ。受け入れられないのか」

日本「賛成できない」

英国「京都議定書を延長するとともにもう1つの議定書をつくり、将来1つに統合するという策もある」

日本「米国は当面、法的枠組みに入ることはできない。京都議定書の締約国は議定書で拘束され、米中は何も拘束されないことになる。それはまったく受け入れられない」

英国「今週をどう切り抜けるかが問題で、(最終日の)金曜の段階で決裂したら世界中の人々を暗黒に突き落とすことになる」

日本「今週をしのぐために今後10年間の問題をなおざりにはできない。誰も議定書の問題で他の重要な問題が人質になることを望んでいない。しかし、他の主要排出国が入る枠組みが法的拘束力を持つか否か曖昧な状況は、われわれにとってフェアでないばかりか、地球温暖化問題に対処する上で効果的でない」

英国「何か解決方法を見つけるべきだ。これで会議が終わったら人々が日本について何を言うかは明らか。交渉が決裂したら日本が新聞のヘッドライン(見出し)になる。われわれは日本を助けようとしているのだ」

日本「日本のレッドライン(最後の一線)は明らかだ。いかに批判されようとも日本全体として受け入れられる限界がある。誰もレッドラインまで追い詰めず、現実的な解決策を見いだすべきだ」

英国「また協議したい」


2010/12/07

COP16 米中抜きで鳩山元首相が国際公約した温室効果ガス排出量25%削減をのまされれば日本の国際競争力は著しく低下する

COP16 米中抜きで25%削減…「京都」延長論の先に悪夢のシナリオ
2010.12.7 23:22
 国連気候変動枠組み条約第16回締約国会議(COP16)で途上国などが求める京都議定書の延長が現実になれば、産業界が受ける打撃は計り知れない。最悪のシナリオは、米国や中国などが一切義務を負わない議定書の枠組みが維持されたまま、民主党政権が国際公約した温室効果ガス排出量の25%削減をのまされる事態だ。ただでさえ京都議定書で不利な条件にさらされてきた日本企業の国際競争力は著しく低下する。

2010/11/29

COP16 京都議定書 世界の二酸化炭素排出量

2010.11.29 22:34 産経
【COP16】強まる京都議定書延長論 孤立する日本“拒否権”も辞せず

 ■用語解説

 COP16 1992年の国連環境開発会議(地球サミット)で採択された気候変動枠組み条約の締約国が条約の内容を具体化するために開催する会議(COP=コンファレンス・オブ・パーティーズ)。95年以降毎年開かれ、今年で16回目となるためCOP16と略称される。

 京都議定書 1997年の京都市での国連気候変動枠組み条約第3回締約国会議(COP3)で採択された国際協定。2008~12年までの先進国の温室効果ガス排出量を1990年水準から少なくとも5%削減。日本には6%削減が課された。世界1位の排出国である中国は途上国扱いで削減義務がなく、2位の米国は議定書に批准していないため、批准国の排出量は世界全体の28%弱にすぎない。