2010.11.29 22:34 産経
【COP16】強まる京都議定書延長論 孤立する日本“拒否権”も辞せず
■用語解説
COP16 1992年の国連環境開発会議(地球サミット)で採択された気候変動枠組み条約の締約国が条約の内容を具体化するために開催する会議(COP=コンファレンス・オブ・パーティーズ)。95年以降毎年開かれ、今年で16回目となるためCOP16と略称される。
京都議定書 1997年の京都市での国連気候変動枠組み条約第3回締約国会議(COP3)で採択された国際協定。2008~12年までの先進国の温室効果ガス排出量を1990年水準から少なくとも5%削減。日本には6%削減が課された。世界1位の排出国である中国は途上国扱いで削減義務がなく、2位の米国は議定書に批准していないため、批准国の排出量は世界全体の28%弱にすぎない。