世田谷一家殺害:遺留品のトレーナー 販売店舗すべて判明
2011年12月20日 0時10分
東京都世田谷区で00年12月、会社員、宮沢みきおさん(当時44歳)一家4人が自宅で殺害された事件で、警視庁成城署捜査本部は19日、遺留品の「ラグランシャツ」と呼ばれるトレーナーについて、全国で流通した130着の販売店舗がすべて判明し、52着が静岡県内の同じ系列店で販売されていたと発表した。
犯人が静岡県内で購入した可能性があり、捜査本部は23日、JR静岡駅構内で静岡県内では初めてビラを配り、情報提供を求める。
オウム公判終結:あの時…/1 「信者は加害者で被害者」
地下鉄サリン事件から16年、「狂気の果て」に27人の命を奪った一連のオウム事件の全公判が21日、終結した。教団の「凶行」は坂本堤弁護士一家殺害事件を起こした22年前から外に向かい、拠点を構えた場所では周辺住民との間で常にトラブルが絶えなかった。「宗教の自由」というハードルを抱えた難しい捜査、反省を深める元信者への「極刑」の宣告。教団と関わらざるを得なかった人たちは何を思い、どう踏み出したのか。「あの時」を追った。