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2013/11/25

【防空識別圏】 中国、日米からの抗議に強い反発 日本は国際世論を味方に付けるな!アメリカは日本に肩入れするな!

中国 防空識別圏巡る抗議に反発

11月25日 19時12分



中国が沖縄県の尖閣諸島の上空に防空識別圏を設定したことを受けて、日本やアメリカなどから抗議や懸念の声が上がっていることについて、中国外務省の報道官は「国際法にのっとったもので、国家の主権と領土領空の安全を守るのが目的だ」と反発しました。

23日、中国国防省が沖縄県の尖閣諸島の上空を含む東シナ海の広い範囲に防空識別圏を設定したと発表したことを受けて、日本政府は「東シナ海の現状を一方的に変更し、事態をエスカレートさせ、不測の事態を招きかねない非常に危険なものだ」として中国政府に抗議しています。

これについて、中国外務省の秦剛報道官は25日の記者会見で、「日本がとやかく言うのは、全く理不尽で間違いであり、断固として反対する」と反発したうえで、北京駐在の木寺大使に対して、逆に抗議したことを明らかにしました。

そのうえで今回の防空識別圏の設定について「国際法にのっとったもので、国家の主権と領土領空の安全を守るためだ」と述べ、正当化しました。

また、アメリカが強い懸念を示したことに対しては「アメリカは一方に肩入れすべきでなく、不当な主張を二度と発表してはならない」と反発し、対立する日中関係にアメリカが関わることにいらだちをあらわにしました。

一方で、記者会見では防空識別圏の範囲の根拠や、なぜこの時期に発表したのかなどについて、質問が相次ぎましたが、秦報道官は「国際法や国内法に基づいたものだ」などと繰り返し詳しい回答を避けました。



日本の抗議に強く反論=防空識別圏めぐり米国にも-中国

 【北京時事】中国外務省の秦剛報道局長は25日、中国が尖閣諸島を含め東シナ海上空に防空識別圏を設定したことに日本政府が強い懸念を表明、抗議したことを受け、「中国は断固として反対する」と強く反論し、日本側に対して「誤りを正す」よう要求したと明らかにした。

 国防省の楊宇軍報道官も同日、「完全に受け入れられない」とコメントし、日本側に抗議したと強調した。

 一方、秦局長は、防空識別圏設定に関して米政府が中国側に懸念を伝達したことに関し、鄭沢光外務次官補が24日、ロック駐中国大使に抗議し、「米側は即刻誤りを正し、中国に対する無責任な発言を停止する」よう要求したと明らかにした。 

 秦局長と楊報道官は国防省による防空識別圏設定について、「『国連憲章』など国際法や国際慣例にかなうもので、完全に正当だ」と反論。尖閣諸島について「主権を維持する中国の決意と意志は断固としており、中国の領土主権を損なう一切の行動を停止する」よう日本側に要求した。

 楊報道官はまた、「既に防空識別圏を設定している日本にとやかく言う権利はない」とした上で、日本側に「国際世論を間違った方向に導き、地域の緊張した雰囲気をつくり出す無責任な言論の発表を止める」よう求めた。米側にも「日本の冒険的言動を助長する誤ったシグナルを出さない」よう促した。(2013/11/25-10:08)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date3&k=2013112500058