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2012/01/13

斎藤容疑者、潜伏先のマンションに800万円を新札で保管。 滝本弁護士は組織からの継続的な支援を否定。

斎藤容疑者 自首時 800万円所持
2012年1月13日 朝刊
 オウム真理教元幹部平田信容疑者(46)=逮捕監禁致死容疑で逮捕=をかくまったとして逮捕された教団元信者斎藤明美容疑者(49)が、警視庁大崎署に自首した際、八百万円の現金を新札で持っていたことが、捜査関係者への取材で分かった。警視庁は斎藤容疑者が多額の現金を持っていた経緯を調べている。また、斎藤容疑者の自宅から、平田容疑者の指紋が採取されたことも判明した。

 警視庁などによると、斎藤容疑者は滝本太郎弁護士に付き添われて自首した今月十日未明、携帯電話や偽名の健康保険証のほかに、現金八百万円を任意提出した。

 平田容疑者は一九九五年春ごろ、教団幹部から逃走資金として一千万円を受け取ったとされている。

 斎藤容疑者に十二日接見した滝本弁護士は八百万円について、平田、斎藤両容疑者が潜伏先のマンションに現金で保管していたと明かした。

 滝本弁護士は「元は教団からの金もあるが、大阪に移るまでは食費などで金がかかるばかりだった。大阪ではつましい生活で、金を増やすことができたようだ」と、組織からの継続的な支援を否定。両容疑者が「オウム事件の被害弁済に使ってほしい」という趣旨の話をしていることも明かした。

 また、平田容疑者が出頭時、髪を染め、眉毛を整えていたことについて、滝本弁護士は「出頭の途中で警察に見つかることを避けるため、自分たちでやったと聞いている」と話した。






800万円所持して自首=教団支給の逃走資金と貯金-直前、実家に電話・斎藤容疑者
 元オウム真理教幹部平田信容疑者(46)=公証役場事務長監禁致死事件で逮捕=をかくまったとして、犯人蔵匿容疑で逮捕された元信者斎藤明美容疑者(49)が、警視庁大崎署に自首した際、現金800万円を所持していたことが12日、接見した滝本太郎弁護士の話で分かった。

 同弁護士によると、斎藤容疑者は「教団から受け取った逃走資金の残りと、大阪で就職後に自分がためたお金だ」と説明しているといい、警視庁に任意提出した。

 平田容疑者は1995年3月に逃亡を始めた際に、元教団幹部から逃走資金として1000万円を受け取ったとされる。

 斎藤容疑者は同年から平田容疑者とともに東北地方を転々とし、96年2月に仙台市内の飲食店から姿を消した後は大阪に潜伏。自首直前は東大阪市のマンションで暮らし、近くの整骨院で働いていた。月収は手取り十数万円だったという。

 斎藤容疑者は「当初は逃走資金がどんどん減っていたが、就職後は少しずつ増えていった」「オウム事件の被害者に寄付したいと思っていた」などと話しているという。

 現金は全て新札の一万円札。同容疑者は偽名の「吉川祥子」名義の保険証で銀行口座を開き、インターネット料金の引き落としなどに使っていたが、逃走に備え、まとまった金は自宅に保管していたという。

 また、自首する直前には福島県の実家に電話をかけ、留守番電話に「長い間申し訳ありません。これから出頭しますのでよく見てください」と吹き込んだという。(2012/01/12-22:23)

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&rel=j7&k=2012011200931




斎籐容疑者、800万持ち出頭 「オウム資金と貯金」
2012.1.13 00:34
 オウム真理教元幹部の平田信(まこと)容疑者(46)をかくまったとして逮捕された元信者、斎藤明美容疑者(49)が警視庁大崎署に自首した際、現金800万円を任意提出していたことが12日、捜査関係者への取材で分かった。

 潜伏先の大阪府東大阪市から滝本太郎弁護士の車で上京した際、一緒に運んできたとみられる。滝本弁護士に対して、「オウムから預かった逃走資金と、自分で稼いだ貯金の残り」と説明している。

 平田容疑者は逃走当初の平成7年3月、教団側から逃走資金として1千万円を受けとっていたことが分かっている。その後、逃走資金を求めて他の信者に相談した形跡もあり、警視庁は継続的に支援した人物がいなかったか捜査している。

 滝本弁護士によると、任意提出された現金は、すべて新札の一万円札だった。

 一方、東大阪市のマンション以前の潜伏先について斎藤容疑者が警視庁に「同じ市内にある近くのアパート」と供述し、その前には「大阪市内にいた」と供述していることも判明した。同庁は、捜査員を派遣して事実確認を進めている。

 捜査関係者によると、潜伏場所に大阪府内を選んだ理由について、斎藤容疑者は「人が多く、気付かれにくいと思った。平田容疑者に『人混みに紛れやすい都市部がいい』といわれた」と供述。大阪の前に東北に行った理由も「平田容疑者に誘われた」などと説明しており、警視庁は、平田容疑者が逃走を主導した疑いもあるとみて調べている。





斎藤容疑者「金の管理は平田容疑者」
< 2012年1月13日 12:06 >
 オウム真理教元幹部・平田信容疑者をかくまったとして逮捕された元信者・斎藤明美容疑者が「金の管理は平田容疑者がしていた」と供述していることがわかった。

 警視庁によると、斎藤容疑者は出頭した際、携帯電話や現金800万円の他、平田容疑者の衣類など計615点を任意で提出した。斎藤容疑者は「金の管理は平田容疑者がしていた」と供述しており、斎藤容疑者の偽名の銀行口座も確認されたという。また、自宅からは平田容疑者のものを含む十数個の指紋が見つかった。

 また、関係者によると、斎藤容疑者はレンタルDVD店で去年11月下旬から計28枚のDVDを借りており、最後に借りたのは無人島を舞台に飛行機事故の生存者の生き様を描いたアメリカのテレビドラマシリーズ「ロスト」の最終話まで7枚だったという。







オウム・平田容疑者と逃走の斎藤容疑者、自首時に800万円所持
 オウム真理教元幹部・平田信容疑者(46)=逮捕監禁致死容疑で逮捕=をかくまったとして犯人蔵匿容疑で逮捕された元信者の斎藤明美容疑者(49)が、警視庁に自首した際に新札で現金800万円を所持していたことが12日、捜査関係者らへの取材で分かった。斎藤容疑者は、オウム事件の被害者に弁済する意向を示しているという。

 平田容疑者は1995年春ごろに教団幹部から1000万円の逃亡資金を受け取ったとされる。接見した滝本太郎弁護士によると、800万円は逃亡生活の中で働いて貯蓄したもので、自宅に保管。教団からの資金ではないという。斎藤容疑者は10日未明、大崎署に出頭する直前、親に十数年ぶりに電話したが、不在だったという。出頭した際は800万円のほかに、携帯電話、偽名の「吉川祥子」名義の銀行通帳などを任意提出。警視庁による押収品はほかに衣服、歯ブラシなど615点に及んだ。

 両容疑者は95年3月の地下鉄サリン事件直後の教団への一斉捜索のころに逃亡。福島県、宮城県、青森県、仙台市の順に東北地方を転々とした後、「人混みの方が紛れやすい」と平田容疑者が提案し、大阪府に潜伏した。斎藤容疑者が大阪の接骨院で働くようになってから生計が成り立つようになり、現金支給で約20万円を得ていた。

 接骨院では、給料とは別に1日1000円ほど食事代が支給され、弁当屋で数百円の弁当を2つ買い、毎日のように食べていたという。平田容疑者が昨年12月31日に警視庁に出頭する前には、斎藤容疑者が「出頭前に逮捕されないように」と平田容疑者のまゆ毛を整え、髪も染めたという。
(2012年1月13日06時02分 スポーツ報知)