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2011/10/18

米女優スーザン・サランドンがドイツ出身のローマ教皇ベネディクト16世を「ナチス」呼ばわり

ローマ法王は「ナチス」、米女優S・サランドンの発言が物議
2011年 10月 18日 11:38 JST
 [ロサンゼルス 17日 ロイター] 米女優で社会活動家のスーザン・サランドンさん(65)が、ニューヨークで15日に開かれた映画祭のイベントで、ローマ法王ベネディクト16世について「ナチス」と呼んだと報じられ、カトリックやユダヤ系の団体が非難している。
 ニューズデー紙によると、サランドンさんは自身のキャリアについてのインタビューの中で、アカデミー賞主演女優賞を獲得した映画「デッドマン・ウォーキング」の原作本を、かつてローマ法王に送ったと明かし、「前の法王。今のナチスの方でなく」と語った。


 インタビューをした俳優のボブ・バラバン氏が、その発言をたしなめたところ、サランドンさんは訂正せず再び繰り返したという。

 17日にサランドンさんの広報担当にコメントを求めたところ、返答はなかった。

 ドイツ出身のローマ法王ベネディクト16世は1940年代初めに、ヒトラー青年隊に短期間所属していた。バチカンによると、当時入隊は強制的だったという。

 サランドンさんの発言について、ニューヨークのカトリック団体は声明を発表し、「節度を欠いている」などと批判。また、ユダヤ人差別に反対する団体も、サランドンさんはカトリック社会に謝罪すべきだと訴えている。






Christian Toda
米女優スーザン・サランドン、ローマ教皇を「ナチス」呼ばわり

2011年10月24日17時06分
 米国の女優スーザン・サランドンが今月15日、ニューヨーク郊外で開かれたハンプトン国際映画祭でのインタビューで、ドイツ出身のローマ教皇ベネディクト16世を「ナチス」呼ばわりしたとして、物議を醸した。

 サランドンはインタビューの中で、自身がアカデミー賞主演女優賞を獲得した1995年公開の映画「デッドマン・ウォーキング」について言及。その際に、同作品の原作を教皇に送ったことがあると明らかにしたが、そこで「前教皇。現在のナチスじゃなくて」などと発言した。また、その後も同様のコメントを繰り返した。

 現教皇ベネディクト16世(本名:ヨーゼフ・アロイス・ラッツィンガー)は、1927年の生まれで、14歳でヒトラー青年隊に入隊したという経歴がある。しかし、当時は強制入隊だったとされており、彼の兄弟は、教皇は無理矢理隊員にさせられたのであって、全く乗り気ではなかったと語っている。

 当時、神学校に通っていた教皇は一時的に勉学から離れてドイツ軍の戦力に組み入れられ、戦争が終わってから神学校に再入学、その後、聖職に就いた。

 Fox411.comに出たサランドンのコメントによると、発言後、これまで彼女を称賛し続けてきたファンたちが慌てている様子はなかったという。

 サランドンはその後、発言についての公式的なコメントを避けている。





「ウォール街を占拠」デモにオスカー女優のサランドンさんも参加
 9月27日(ブルームバーグ):ウォール街で繰り広げられている金融機関への抗議運動に27日、アカデミー賞女優スーザン・サランドンさんも加わった。警察が催涙スプレーを使用したり、多数を逮捕したりするなど取り締まりを強化しているにもかかわらず、デモ参加者は抗議行動を続ける意向だ。

約100人がマットレスや寝袋を持参してズコッティ公園内で泊まり込んでいる金融機関への抗議デモは、11日目に入った。昨年オリバー・ストーン監督の映画「ウォール・ストリート」に出演したサランドンさん(64)は、仮設の台所や「ニッケル・アンド・ダイムド-アメリカ下流社会の現実」などの書籍を収めたライブラリーなどの公園内のエリアを見て回った。

サランドンさんはインタビューで「ここで何が起きているか理解し、力を貸すために来た。ここには、大きな貧富の格差に対応できるように制度の変革を望む様々な人々がたくさん集まっている」と語った。サランドンさんは1995年に「デッドマン・ウォーキング」でアカデミー主演女優賞を受賞した。

デモ参加者は、ニューヨーク証券取引所の取引開始と終了に合わせ、毎営業日ウォール街を行進する計画だ。「ウォール街を占拠せよ」と銘打たれた抗議運動は、「ワシントンの議員へのカネの影響力」を断つための委員会を設置するようオバマ大統領に求めることが目的。デモを呼び掛けたグループ「アドバスターズ」がウェブサイトで説明した。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920010&sid=ahP3GWOvd0b8







政治的にリベラルな立場を保ち、反戦運動や人権問題にも積極的に関わっていることで有名。2008年の大統領選挙では、ジョン・エドワーズを支持していた。2011年9月には「ウォール街を占拠せよ」への協力意志を表明し、9月27日にデモ拠点となっているズコッティ公園を訪れた[5]。同年10月には、ローマ法王ベネディクト16世が少年時代にヒトラーユーゲントに加入していたことを理由に「法王はナチだ」と発言