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2011/05/04

神奈川県の六人のうち、十九歳の女性一人が意識不明の重体で、横浜市内の病院に入院中。

焼き肉店食中毒 神奈川でも6人重軽症
2011年5月4日 朝刊

2児死亡と同じ系列店19歳女性、意識不明
 富山、福井両県の焼き肉チェーン店「焼肉酒家えびす」で食事した男児二人が腸管出血性大腸菌O111に感染して死亡した集団食中毒にからみ、横浜市は三日、市内と神奈川県藤沢市にある同チェーン店二店舗で食事をした男女六人が、下痢などの症状を訴えたと発表した。

 同チェーンで食事して食中毒症状を訴えた患者数(死者も含む)は、富山県五十八人、神奈川県六人、福井県一人の計六十五人となった。

 神奈川県の六人のうち、十九歳の女性一人が意識不明の重体で、横浜市内の病院に入院中。ほかの五人は軽症。市の聞き取り調査によると、六人ともユッケを注文していたという。



 横浜市保健所などは、これまでに横浜上白根店(同市旭区)と藤沢湘南台店(藤沢市)を立ち入り調査したほか、患者の便などから食中毒症状となった原因を調べている。

 市保健所によると、六人は四月十九~二十五日にそれぞれ食事。重体の女性は十九日に横浜上白根店で食事し、二十三日に腹痛などを訴えた。二日後に入院した際に意識はあったがその後、意識不明になった。