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2011/03/13

プーチン首相、極東サハリン沖の「サハリン2」で生産される液化天然ガス(LNG)など発電用資源の供給量を増やすよう政府に指示  

東日本大震災:ロシア日本支援 発電用資源の供給増を指示



 【モスクワ田中洋之】ロシアのプーチン首相は12日、東日本大震災で被災した日本に対し、極東サハリン沖の「サハリン2」で生産される液化天然ガス(LNG)など発電用資源の供給量を増やすよう政府に指示した。セチン副首相によると、日本からすでに資源の供給を増やしてほしいとの要請が来ており、ロシアとしては最大で15万トンの天然ガス、300万~400万トンの石炭を追加提供する用意があるという。

 プーチン首相は「日本は隣国であり、(北方領土など)立場の異なる問題はあるが、信頼できるパートナーとして支援すべきだ」と述べた。また、メドベージェフ大統領は12日、短文投稿サイト「ツイッター」で、「日本で近親者を失った全ての人に哀悼の意を表する。我々の隣国を支援するよう政府に指示した」と書き込んだ。

毎日新聞 2011年3月13日 10時19分