政治2011年3月28日 14:32
26日、統合幕僚監部は、同日午後4時46分頃、東シナ海中部海域で警戒監視中の海上自衛隊の護衛艦に対して、中国のヘリコプター(中国 海監Z-9)が近接飛行を行なったことを発表した。
同発表によると、中国ヘリは、護衛艦「いそゆき」の水平約90メートル、垂直約60メートルの距離に接近し、1周ほど周回したという。
なお、中国ヘリによる同様の事案は、3月7日午後1時25分頃、同海域で警戒監視中であった護衛艦「さみだれ」に対しても発生している。
中国ヘリが海上自衛隊護衛艦に近接飛行2011.3.27 00:14
南西諸島西側の東シナ海の日中中間線付近で26日夕、中国国家海洋局所属の海洋調査船の搭載ヘリコプター「Z9」が、警戒監視中の海上自衛隊の護衛艦「いそゆき」に急接近し、周りを1周した。
最接近時、ヘリの高度は約60メートル、水平距離は約90メートルだった。これは国際慣例上、それ以上近づいてはいけないとされる高度約150メートル、水平距離約450メートルを大きく下回っている。
Z9ヘリは7日にも同海域で護衛艦「さみだれ」への近接飛行を行っている。
中国ヘリ、海自艦にまた異常接近 東シナ海ガス田の東方
2011年3月27日0時46分
防衛省は26日、東シナ海ガス田の東方海域で、中国のヘリコプターが警戒監視中の海上自衛隊の護衛艦「いそゆき」に異常接近し、艦の周りを1回周回した、と発表した。現場は日中中間線の日本側の海域という。同省は、「艦艇にとって危険な飛行だ」として、外交ルートを通じて、中国側に抗議した。
中国ヘリをめぐっては、今月7日に「中国海監」と書かれたヘリが海自護衛艦に異常接近する事案が起きている。26日のヘリは7日のヘリと同一とみられ、同じ文字が機体に書かれていたという。また、昨年4月に2度にわたって中国海軍の艦載ヘリが、海自護衛艦に異常接近する事案も起きている。
同省によると、中国ヘリが「いそゆき」に異常接近したのは26日午後4時46分ごろ。「いそゆき」から水平距離で約90メートル、垂直距離で約60メートルだったとしている。艦を1周した後、西方に飛び去ったという。