ロゴジン大使はウイルス感染によりブシェール原発の原子炉が制御不能に陥って暴走し、放射能で汚染された大量の粉じんが大気中に飛散する恐れがあったと指摘
イラン原発サイバー攻撃であわや大惨事?
ロシアのロゴジン駐北大西洋条約機構(NATO)大使は26日、昨年、イランの原子力発電所などに対してサイバー攻撃が仕掛けられ、1986年に旧ソ連で起きたチェルノブイリ原発事故に匹敵する大惨事に至る可能性があったと述べた。
ブリュッセルで開かれたNATOロシア理事会後に記者団に語り、「重大な安全保障上の問題」としてNATOとロシアが合同で調査に乗り出すよう訴えた。
イランでは昨年、産業分野の多くのコンピューターが「スタックスネット」というウイルスに感染し、ロシアの協力で建設された同国初のブシェール原発でも影響が出た。イラン当局者はサイバー攻撃を受けたと主張している。
ロゴジン大使はウイルス感染によりブシェール原発の原子炉が制御不能に陥って暴走し、放射能で汚染された大量の粉じんが大気中に飛散する恐れがあったと指摘。「新たなチェルノブイリになるところだった」と述べた。
国際原子力機関(IAEA)は昨年11月、イラン中部ナタンズの核施設で低濃縮ウランを製造する約4800基の遠心分離機すべてが止まっているのを確認。ウイルスが原因ではないかとの臆測を呼んでいた。(共同)
[2011年1月27日10時24分]