◇中国漁船衝突と映像流出事件の経緯◇
◇9月
7日 尖閣諸島沖で中国漁船が海上保安庁の巡視艇に衝突
8日 海保が漁船の中国人船長を公務執行妨害容疑で逮捕
17~21日ごろ 海保の庁内ネット上の海上保安大学校のパブリックフォルダーで映像が閲覧できる状態に。
巡視艇「うらなみ」乗員が19日に映像を入手し、艇内の共用パソコンに保存
25日 那覇地検が中国人船長を処分保留で釈放
◇10月
31日 一色正春・元主任航海士が艇内の共用パソコンから映像をUSBメモリーで取り出す
◇11月
1日 政府が衆院予算委の理事らに衝突場面が入った映像を公開
4日 一色元航海士がインターネットの動画サイト「ユーチューブ」に映像を投稿し流出
5日 一色元航海士が編集に使った自宅パソコンから映像を削除
8日 海保が容疑者不詳のまま、国家公務員法違反容疑などで警視庁と東京地検に刑事告発
10日 捜査で映像の投稿元が神戸市内の漫画喫茶だったと判明。一色元航海士が上司に投稿を申告。
警視庁などが聴取開始
15日 警視庁と東京地検が一色元航海士の逮捕見送りを決定
◇12月
22日 海保が一色元航海士を停職12カ月の懲戒処分。警視庁が国家公務員法(守秘義務)違反容疑で書類送検
毎日新聞 2010年12月23日 東京朝刊