日韓首脳会談の主なやりとり
2010/11/14 13:22 日経
菅直人首相と韓国の李明博大統領による14日の会談の要旨は次の通り。
【文化財引き渡し】
菅直人首相 図書協定の署名で未来志向の日韓関係を進める重要な基調を構築できた。国会手続きをへて、近く引き渡せるよう努力したい。
李明博大統領 日韓図書協定を歓迎する。21世紀という変化に富んだ時代に韓日協力をより強化していきたい。
【経済連携協定(EPA)】
首相 早期の交渉再開に努力したい。
大統領 EPAや自由貿易協定(FTA)の交渉の必要性に同意する。今後も努力したい。
【北朝鮮】
大統領 6カ国協議再開は、形式的な対話の再開には意味がない。
両氏 北朝鮮は非核化を進展させる真剣な意志を具体的行動によって示す必要がある。引き続き日韓米で緊密に連携していくことを確認。
首相 北朝鮮は拉致問題の解決にしっかり答える必要がある。日韓で協力していきたい。
【大統領の訪日】
首相 大統領の訪日を求めたい。
大統領 前向きに検討する。シャトル外交をこれからも積極的にやっていきたい。