公安幹部また交代 中国重慶市、関氏解任
2012.3.30 14:45 [中国]
米総領事館への駆け込み事件で解任された王立軍氏の後任として2月中旬に中国重慶市公安局共産党委員会書記に就任した関海祥氏が解任されたことが30日分かった。後任は、副市長兼公安局長に選任された何挺氏が兼務。中国メディアの報道で明らかになった。
約1カ月半の間に公安幹部が2度交代したことになり、市のトップだった薄煕来氏解任を受け、不安定な状態が続いているとみられる。
関氏は胡錦濤国家主席と同じ共産主義青年団(共青団)出身。報道は関氏の肩書を「市党委統一戦線部常務副部長」と伝えている。(共同)
公安出身者を副市長に選出 中国重慶市 解任の王立軍氏の後任
2012.3.23 14:47 [中国]
中国重慶市人民代表大会(議会)の常務委員会会議は23日、公安省で長年捜査官を務めた元青海省副省長の何挺氏を重慶市副市長兼公安局長に選任した。地元メディアが伝えた。
米総領事館への駆け込み事件で重慶市副市長を解任された王立軍氏の後任の形。重慶市トップを解任された薄煕来氏と王氏が主導した暴力団一掃に対し、法律無視の行き過ぎた捜査が横行していたとの批判が強まる中、重慶市の公安部門を刷新する狙いがある。
何氏は、公安省では刑事捜査局長などを歴任。2007年から甘粛省公安庁長などを務め、09年からは青海省副省長と同省公安庁長を兼任していた。(共同)