重慶市副市長と公安局長を兼任する何挺氏が局の党委書記にも任命
公安幹部また交代 中国重慶市、関氏解任
2012.3.30 14:45 [中国]
米総領事館への駆け込み事件で解任された王立軍氏の後任として2月中旬に中国重慶市公安局共産党委員会書記に就任した関海祥氏が解任されたことが30日分かった。後任は、副市長兼公安局長に選任された何挺氏が兼務。中国メディアの報道で明らかになった。
約1カ月半の間に公安幹部が2度交代したことになり、市のトップだった薄煕来氏解任を受け、不安定な状態が続いているとみられる。
関氏は胡錦濤国家主席と同じ共産主義青年団(共青団)出身。報道は関氏の肩書を「市党委統一戦線部常務副部長」と伝えている。(共同)
重慶の警察首脳、また交代=権力闘争絡みか-中国
【香港時事】共産党委員会の薄熙来書記や王立軍副市長らが最近相次いで解任された中国重慶市で、今度は1カ月半前に就任したばかりの市の警察首脳である公安局党委書記が交代した。中央指導部内の権力闘争が市の人事に影響している可能性がある。
交代劇は中国各紙の28日の報道で明らかになったもので、重慶市副市長と公安局長を兼任する何挺氏が局の党委書記にも任命された。
重慶市政府は2月2日、王副市長の公安局長・党委書記兼任を解くと発表。王氏はその後、成都(四川省)の米総領事館に駆け込む事件を起こし失脚した。王氏に代わって公安局党委書記に就いたのは胡錦濤国家主席と同じ共産主義青年団(共青団)出身の関海祥氏。当初、関氏が局長を兼ねるとみられたが、実際には何氏が局長兼副市長となり、最終的には党委書記の座も手にした。(2012/03/29-19:06)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201203/2012032900897