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2013/07/03

故ローマ法王ヨハネ・パウロ2世、異例の早さで「聖人」へ

ヨハネ・パウロ2世、聖人へ=二つ目の「奇跡」認定―バチカン


時事通信 7月2日(火)23時49分配信





 【ジュネーブ時事】世界中で親しまれた故ローマ法王ヨハネ・パウロ2世(在位1978年10月~2005年4月)がカトリックで最高位の崇敬対象である「聖人」になることが2日、確実になった。聖人になる条件である二つ目の「奇跡」が認められた。イタリアのANSA通信が報じた。

  正式認定にはフランシスコ現法王の承認が必要。聖人に叙する列聖式を12月にバチカン市国のサンピエトロ大聖堂で行う予定だ。05年4月に84歳で死去してから約8年という異例の短期間で聖人になる。

  カトリック信者が聖人になるにはバチカン(ローマ法王庁)の専門委員会で二つの奇跡が認められることが必要。ヨハネ・パウロ2世は11年に聖人の前段階である「福者」になった際、ヨハネ・パウロ2世に祈りをささげた修道女のパーキンソン病治癒が奇跡に認定された。

  二つめの奇跡は福者に叙する列福式が行われた11年5月1日に起きたという。AFP通信は、コスタリカの女性の病気を治したことが認定された奇跡だとしている。 

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013070201075







ヨハネ・パウロ2世が「聖人」に、バチカンが2つ目の奇跡認定

2013年 07月 3日 10:38 JST

[バチカン市 2日 ロイター] - イタリアのANSA通信は、故ローマ法王ヨハネ・パウロ2世が、カトリックで最も高い崇敬対象である「聖人」に認定される見通しになったと報じた。ローマ法王庁(バチカン)の枢機卿らでつくる専門委員会が2日、聖人となる条件である2つ目の奇跡を認めたという。

認定にはフランシスコ現法王の署名が必要だが、ANSA通信は、早ければ12月にも聖人に叙する列聖式が行われるとしている。2005年4月の死去から約8年での聖人認定は、近代では最短だという。

ヨハネ・パウロ2世は2011年に「聖人」の前段階である「福者」となった際、フランス人修道女のパーキンソン病が治癒したことが1つ目の奇跡と認定された。この修道女は奇跡が起きる前の晩、えんぴつでヨハネ・パウロ2世の名前を書いていたという。

バチカンの専門委は今回、同年5月にコスタリカの女性の病気が治ったことを2つ目の奇跡と認めた。

http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPTYE96201H20130703