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2013/02/25

鳩山元首相、「今日をもって党員であることから離れ、自由にしていきたい」

<鳩山元首相>民主離党の意向「自由に活動したい」

毎日新聞 2月25日(月)21時24分配信

 鳩山由紀夫元首相は25日、NPO法人が札幌市内で開いた北方領土問題などに関するパネルディスカッションで、「今日をもって民主党員であることから離れ、自由に活動したい」と述べ、離党の意向を示した。

 24日の党大会で示された衆院選の総括や党綱領について問われ、述べた。「昔の民主党とはあまりにもかけ離れたという印象を強く感じている。別行動をしていきたい」とも述べた。

 党関係者によると、離党届はまだ提出していないとみられる。鳩山氏はパネルディスカッション後、記者団の質問には応じず会場を後にした。

 衆院選北海道9区で9選を目指していた鳩山氏は昨年、党の方針に反対して政界引退を表明。現在は「東アジア共同体研究所(仮称)」の設立準備中で、「研究所で活動するにあたって、政党に偏らない方がいい」とも話した。【円谷美晶】





鳩山元首相、民主離党の考え 「別の行動をしたい」


 【諸星晃一】昨年12月の衆院選に立候補しなかった鳩山由紀夫元首相は25日、札幌市で開かれた討論会に出席し、「総括や綱領を見て、昔の民主党とはあまりにかけ離れていると強く感じている。別の行動をしたい」と話し、離党する考えを示した。

 民主党は衆院選大敗の原因を「トップによる失敗の連鎖」と明記する総括をまとめ、党再生のために初めて綱領も定めた。鳩山氏は「総括を見ても、これでは民主党の再生はなかなか難しい」と指摘。昨年7月に党員資格停止処分(3カ月間)を受けたことに触れ、離党について「元々、党員資格を奪われた以上、党員資格を長引かせるつもりはなかった」とも話した。

 討論会はNPO法人「北海道グラウンドワーク」が主催し、沖縄の基地問題や北方領土問題を議論した。鳩山氏は普天間飛行場の移設問題で「最低でも県外移設ということが実現できなかったのは、自分の力量不足。沖縄県民の意に沿わない形で、辺野古移設の方針が定着している。このままでは解決できないと心配している」と述べた。







鳩山元首相、民主離党しないけど「別の行動したい」 

 民主党の鳩山由紀夫元首相は25日、札幌市で開かれたシンポジウムで、民主党に関し「再生は難しいと感じた。昔の民主党とはあまりにも懸け離れてしまっている。私としては別の行動をしたい」と述べ、今後は党と距離を置く考えを示した。

 鳩山氏は「研究所を作って活動していくに当たり、政党に偏らない方がいいと思った」と説明。「今日をもって党員であることから離れ、自由にしていきたい」と述べた。離党届提出などの手続きは取らないという。

 鳩山氏は22日の日米首脳会談に触れ「日米同盟に偏りすぎてアジアに対する視点がおろそかになることは危ないと思う」などと指摘した。


[ 2013年2月25日 21:33 ]