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2012/04/03

日本原燃、青森県六ケ所村のMOX円両工場の建設工事を再開

六ケ所村のMOX工場建設再開 日本原燃

日本原燃は3日、東日本大震災の影響で中断していた青森県六ケ所村のプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料工場の建設工事を再開したと発表した。

  同工場は国内初の商業用施設で2010年10月に着工。同12月に冬季のため工事を中断した後、震災が起きた。 

原燃は、各地の原発の使用済み核燃料から再処理工場でプルトニウムを取り出し、燃料工場でウランと混ぜ合わせてMOX燃料を作る計画。MOX燃料は原発でプルサーマル用燃料として再利用される。  16年3月に完成予定だが、原燃の川井吉彦社長は、工事を中断した影響で完成が先延ばしされるとの見方を示している。
 2012/04/03 17:01 【共同通信】







2012年3月31日 読売新聞

MOX工場 工事再開へ

 来週にも 固化試験は5月下旬以降

日本原燃の川井吉彦社長は30日の記者会見で、東日本大震災後に中断していたMOX燃料工場(六ヶ所村)の建設工事を「来週中には再開したい」と述べた。また、使用済み核燃料再処理工場(同)の最終準備段階となる「ガラス固化試験」の再開時期は5月下旬以降との見通しを示した。

MOX燃料工場は使用済み核燃料を再処理して取り出したプルトニウムをウランと混ぜて焼き固めセラミック状の核燃料を製造する国内初の施設。2010年10月に着工した。

  原燃は掘削工事のための準備工事を来週中に始める予定だが、16年3月を目指してきた完成時期について川井社長は「震災で1年間工事が中断となった。いずれかのタイミングで見直しをせざるを得ない」として、延期は不可避との認識を明らかにした。

   核燃サイクルの可否が議論されている最中に工事を再開することについて川井社長は「国策が決まれば当然従うが、再処理の試験再開を自主的にさせていただいた。MOX工場も再処理と一体なので再開する」と説明している。

  また、ガラス固化試験の再開について川井社長は前回の会見で4月下旬以降としていたが、今夏に実施予定だった機器の点検を前倒しすることから、5月下旬以降になると述べた。

  同社は10月を予定している再処理工場の完工時期が「非常に厳しい状況になっている」(川井社長)として、ガラス固化試験の進捗(しんちょく)状況によっては完工の延期も検討する方針だ。 
(2012年3月31日 読売新聞)