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2012/03/30

岩手県、気仙川など6河川の漁協に対しヤマメなど3魚種の漁獲自粛を要請

岩手県

ヤマメなど3魚種漁獲自粛要請

 県は29日、今月実施した川魚の放射性物質検査で、4月から始まる食品の新基準を超える放射性セシウムが検出されたとして、気仙川など6河川の漁協に対し4月1日以降、ヤマメなど3魚種の漁獲自粛を要請したと発表した。

自粛を要請したのは、気仙川(ウグイ)▽胆沢川(同)▽大川(同)▽衣川(ヤマメ)▽磐井川(イワナ、ヤマメ)▽砂鉄川(イワナ、ウグイ)で、要請解除のめどは立っていない。



これらの魚種については県が3月、放射性物質検査を実施。その結果、4月から始まる一般食品の基準「1キロ・グラムあたり100ベクレル」を上回る、同101~189ベクレルの放射性セシウムが検出された。

県は今後、内水面漁連を通じて釣具店などにも周知するとともに、放射性物質検査を継続する方針。一方、海産魚については、昨年9月のブリ以外は新基準を下回っているとして、自粛は求めないという。

(2012年3月30日 読売新聞)