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2012/04/04

鳩山元首相、6日からイランを訪問しアフマディネジャド大統領らと会談予定

鳩山元首相、6日からイラン訪問

  民主党の鳩山由紀夫元首相は6~9日の日程で、イランを訪問する。アハマディネジャド大統領との会談を調整中で、鳩山氏は核開発放棄と国際社会との協調を呼び掛ける考えだ。中東情勢に詳しい大野元裕同党参院議員が同行する。

  鳩山氏は4日夜、都内で記者団に「イランにしっかり言うべきことを言い、決して厳しい状況にならないよう努力するのが外交だ。外務省と連携を取っているわけではなく、個人の立場で国際的な平和に役立つよう努力したい」と説明した。

玄葉光一郎外相は同日の記者会見で「政府の要請に基づくものではない。個人の行動だ」と強調。藤村修官房長官も「党の外交だと受け止めている」と語った。政府がイランへの制裁圧力を強める米欧との連携を重視する中、鳩山氏の行動は「二元外交」との批判を招く可能性もある。 (2012/04/04-21:12)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012040400835




2012年4月4日19時58分

鳩山元首相、イラン訪問へ 大統領らと会談調整中


民主党の鳩山由紀夫元首相が6~9日、同党の大野元裕参院議員とともにイランを訪問することがわかった。アフマディネジャド大統領らとの会談を調整している。イランの核開発問題で原油供給への影響も懸念されるなか、核開発見直しなどを訴える考えだ。

鳩山氏は政府特使の立場としてではなく、民主党の「外交担当」最高顧問として訪問するといい、政府の外交との整合性を問われる可能性もある。大野氏は中東調査会上席研究員などを務めた中東情勢の専門家。

米国はすでに対イランの金融制裁措置を決定。日本は米国の要請に基づきイラン産原油輸入を大幅に減らした。イランはホルムズ海峡封鎖で対抗する構えを見せており、原油供給に影響が出る恐れが出ている。






鳩山元首相:イラン訪問へ 日本政府は不快感

2012年04月04日 19時12分(最終更新 04月04日 22時26分)

鳩山由紀夫元首相が6〜9日にイランを訪問し、アフマディネジャド大統領やジャリリ最高安全保障委員会事務局長らと会談する予定であることが4日分かった。鳩山氏は同日、東京都内で記者団に「イラン情勢は緊迫の度を加えているが、戦争状態にしてはならない。個人の立場で努力したい」と語った。

しかし国際社会は核開発を続けるイランに制裁圧力を強め、日本もイラン産原油の輸入削減方針を打ち出したばかり。玄葉光一郎外相は同日の記者会見で、鳩山氏のイラン訪問について「政府としては適切なレベル、適切なタイミングで働き掛けを行うことが極めて重要と考える」と述べ、不快感を示した。【横田愛】