ページ

2012/01/31

福島第一原発、凍結による水漏れ続く 「一部は海への流出が懸念される事態に至っている」

来月8日までに再発防止計画=福島第1、水漏れ21件に-東電
 東京電力は30日午後、淡水化装置の配管接続部と原子炉注水ポンプへの供給配管弁で、新たに少量の水漏れが見つかったと発表した。厳しい冷え込みによる凍結が主な原因とみられる水漏れは3日連続で計21件になった。経済産業省原子力安全・保安院は同日、東電に対し、再発防止計画を2月8日までに提出するよう文書で指示した。
 漏れた水の一部には放射性物質が含まれるが、東電は海への流出はないと説明している。しかし保安院は「一部は海への流出が懸念される事態に至っている」として、原子炉注水関連など重要設備については周囲に建屋を仮設するなどの抜本的な対策を求めた。(2012/01/30-21:19)

 http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012013000931



凍結防止の小屋仮設=原子炉注水ポンプ周囲に-福島第1
 東京電力は31日、福島第1原発で配管弁などの凍結による水漏れが多発していることを受け、敷地内の高台にある原子炉への注水ポンプの周囲に小屋を仮設すると発表した。小屋内は外の気温より2~3度高くなると予想され、ヒーター設置も検討する。
 小屋の仮設は経済産業省原子力安全・保安院が30日、文書で水漏れ再発防止を指示した中で、抜本的対策として求めていた。(2012/01/31-12:03)

 http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012013100430





福島第一原発 新たに水漏れ
1月31日 12時44分

 水の凍結が原因とみられる水漏れが相次いでいる東京電力福島第一原子力発電所で、31日朝、新たに1か所で水漏れが見つかり、東京電力は、設備を保温材で覆うなどの対策を急いでいますが、凍結防止対策が課題になっています。

福島第一原発では、冷え込みが厳しくなった今月28日から、汚染水を処理する装置や配管など合わせて21か所で水漏れが見つかり、いずれも水が凍結して膨張し、部品が壊れたり、ゆるんだりしたのが原因とみられています。東京電力によりますと、31日午前9時すぎに、汚染水を処理する装置に真水を供給する配管のつなぎ目から、およそ20リットルの水が漏れているのが新たに見つかりました。放射性物質は含まず、海への流出もないとしていますが、凍結が原因とみて調べています。また、30日午後11時前には、原子炉に水を送る配管の弁に亀裂が入っているのが見つかり、水漏れはありませんでしたが、凍結が原因とみられています。福島第一原発の周辺では、31日朝も最低気温が氷点下4度程度まで下がり、東京電力はパトロールを強化し、配管や装置を保温材で覆うなどの対策を急いでいますが、対策が追いつかないのが実情です。東京電力の松本純一本部長代理は「来月までに保温材を覆う対策を終える予定だったが、結果的に遅れてしまった。対策を急ぎたい」と話しています。




福島第1原発事故 新たに淡水装置や原子炉への配管など4カ所で水漏れ見つかる
(01/31 00:18 福島テレビ)




福島第1原発事故 凍結が原因とみられる水漏れが新たに4カ所 東京電力が対応急ぐ
(01/31 06:17)