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2011/10/06

東京電力=「(死亡した男性作業員の)被ばく線量は合計で2.02ミリシーベルトで、放射線が原因とは考えにくい」

福島原発作業員が死亡…体調不良、事故後3人目
 東京電力は、体調不良で病院に5日運ばれた福島第一原発の50歳代の男性作業員が6日朝、死亡したと発表した。

 男性は下請け企業に所属。8月8日から、福島第一原発で汚染水処理用のタンクの設置作業などに従事していた。累積の放射線被曝(ひばく)量は2・02ミリ・シーベルト。東電は、被曝は死因に無関係とみている。同原発での作業員の死亡は、事故発生後3人目。

(2011年10月6日19時33分 読売新聞)






福島第一原発 男性作業員死亡
10月6日 16時33分
東京電力福島第一原子力発電所で、ことし8月から作業を続けてきた50代の男性が、6日朝、死亡しました。東京電力は「男性の被ばく線量は低く、放射線が原因とは考えにくい」としています。

5日午前7時すぎ、福島第一原発で、建設会社が請け負った作業に当たっていた50代の男性が、朝礼中に突然、体調の不良を訴えました。男性は意識があるものの、1人で歩くことができなかったということで、いわき市の病院に運ばれ手当てを受けましたが、6日朝5時前、死亡しました。

東京電力によりますと、この男性はことし8月から合わせて46日間、福島第一原発の屋外で汚染水の処理に使うタンクを設置する作業を行ってきました。1日の作業時間は3時間程度で、東京電力は「被ばく線量は合計で2.02ミリシーベルトで、放射線が原因とは考えにくい」としていますが、死因を調べることにしています。

福島第一原発では、事故のあと、5月に60代の男性作業員が心筋梗塞で死亡したほか、8月に40代の男性作業員が急性白血病で亡くなっていますが、東京電力は「いずれも放射線が原因ではない」と説明しています。