2011年09月22日 15:00 発信地:東京
【9月22日 AFP】国内携帯電話2位（契約者数）のKDDIが、米アップル（Apple）と最新型スマートフォン（多機能携帯電話）「iPhone 5」の日本での販売権で合意したと、日本経済新聞（Nikkei）が22日の電子版紙面で報じた。情報源は明らかにしていない。
事実なら、これまで国内で「iPhone」モデルを独占販売してきたソフトバンク（Softbank）にとっては痛手となる。KDDI広報からのコメントは得られなかった。
ただ、日経によると「iPhone 5」は世界各国で10月発売予定で、日本でもソフトバンクが販売するが、KDDIは「iPhone」販売体制を整えるまで数か月を要する見通し。(c)AFP
ＫＤＤＩ、ｉＰｈｏｎｅ販売へ ソフトバンク独占崩れる
来年から公開2011/9/22 10:24
ＫＤＤＩ（ａｕ）が米アップルのスマートフォン（高機能携帯電話）「ｉＰｈｏｎｅ（アイフォーン）」を2012年初めにも発売する。扱うのは10月に全世界で発売される最新型の「ｉＰｈｏｎｅ５（仮称）」。日本でアイフォーンはソフトバンクモバイルが事実上独占販売してきたが、これが崩れる。日本の携帯電話会社の勢力図が再び大きく塗り替わる可能性がある。
ＫＤＤＩはアップルと日本での販売について協議、今夏までに合意した。「ｉＰｈｏｎｅ５」はソフトバンクも含め世界各国で10月中旬に発売される見通しだが、ＫＤＤＩは使う電波の準備などから早くても年明けになるもよう。データ通信料金はソフトバンクと同程度の月4000円台の定額制となる見通しだ。
アイフォーンは07年６月に米国で発売。現行の「ｉＰｈｏｎｅ４」まで４機種が発売され、今年６月末までに世界で累計１億2900万台を売り上げた。今年４―６月にはスマートフォンの販売台数で初めて世界首位となった。
日本では08年７月に発売され、10年度の国内出荷台数シェアは37.8％と首位。ソフトバンクはアイフォーン効果で新規契約から解約を差し引いた携帯電話の純増数で８月末まで17カ月連続首位を続けている。ＫＤＤＩの発売によりソフトバンクも販売戦略の修正を迫られそうだ。
アップルは米国ではＡＴ＆Ｔにアイフォーンを供給してきたが、今年２月からはベライゾン・コミュニケーションズにも供給を始め、各国の通信会社１社の独占販売から複数の通信会社が併売する方式に転換していた。
ｉＰｈｏｎｅ、ＫＤＤＩも販売へ 次期モデルから
2011年9月22日11時39
ＫＤＤＩ（ａｕ）は、米アップルのスマートフォン（多機能携帯電話）「ｉＰｈｏｎｅ（アイフォーン）」の販売を年内に始める。日本ではこれまでソフトバンクモバイル１社が販売してきたが、２社での販売となる。スマートフォン市場で出遅れたＫＤＤＩは、人気端末のアイフォーンで巻き返しを図る。
ＫＤＤＩでの販売は、今秋発売予定のアイフォーンの次期モデルからとなる。ＫＤＤＩはアイフォーンの販売について、「コメントできない」としているが、関係者によるとＫＤＤＩはすでに販売開始へ準備を進めている。ただ、一部関係者に事前に発売情報が流れたことで、世界的に情報管理を徹底するアップル側と今後の交渉が難航する可能性もある。
アイフォーン販売に業績を大きく依存しているソフトバンクへの影響が出そうだ。アイフォーンの独占販売が崩れると伝えられた同社の株価は２２日、一時１０％超下落した。
SB株価 2,282 前日比 －320（－12,30%）
KDDI株価 624,000 前日比 －5,000 （－0,79%）
ＮＴＴドコモ株価 144,200 前日比 -4,800(-3.22％)
2011年09月22日
韓国でｉＰｈｏｎｅ５発売阻止狙い サムスンが法的措置か
【経済参考報】 韓国の毎日経済紙は２０日、サムスン電子の幹部の話として、「サムスンが米アップルによる韓国でのｉＰｈｏｎｅ５発売を拒む法的措置を講じる可能性がある」と伝えた。アップルが世界市場で自社の知的財産権に絡む訴訟を起こしていることへの報復措置という。英ＩＢ Ｔｉｍｅｓの報道によると、サムスンのこの対抗措置でアップルのｉＰｈｏｎｅ５の発表が遅延される可能性がある。
日本のサプライヤーが東日本大震災による生産中止などの影響を受け、米アップルのｉＰｈｏｎｅ５の発売は遅延され、サムスン、モトローラなどに距離を縮めるチャンスを与えた。サムスンがこのほど発表した、Ａｎｄｒｉｏｄをサポートするスマートフォンの一部性能はアップルのｉＰｈｏｎｅ４を上回る。アップルが１０月にｉＰｈｏｎｅ５を発表するとのうわさがあるが、ＩＢ Ｔｉｍｅｓは、サムスンのアップルに対するパテント訴訟でｉＰｈｏｎｅ５の発表が引き伸ばされる可能性があるとしている。
アップルとサムスンは世界規模で携帯電話とタブレット端末のシェア争奪戦を繰り広げている。アップルはサムスンを次々とパテント訴訟の対象にし、サムスンはこれまで不利な立場に置かれていた。
ロイターの１９日の報道によると、サムスンは９月１６日にオーストラリアでアップルのｉＰｈｏｎｅとｉＰａｄがサムスンの無線パテントを侵害したと反訴した。その前にアップルは豪州でサムスンのＧａｌａｘｙタブレット１０．１がアップルの１０パテントを侵害したとして提訴。サムスンは８月、アップルとの訴訟が解決するまで豪州で最新版のＧａｌａｘｙタブレット販売を中止することに同意した。
アップルとサムスンの訴訟合戦は今年４月に端を発した。まずアップルがサムスンのＧａｌａｘｙシリーズ製品がアップル製品のデザインと技術を盗んだとして米国で提訴。その後サムスンは韓国、日本、ドイツ、米国でアップル製品がサムスン製品をコピーしたと反訴した。
ドイツの裁判所はこのほど、アップルによるサムスンの同国でのタブレット端末販売差し止め要求への支持を維持すると表明。オランダの裁判所も同国でのサムスンの一部スマートフォンの販売差し止めを支持した。
http://www.xinhua.jp/socioeconomy/economic_exchange/281438/
2011年06月17日
