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2011/09/15

福島県内61%の観測点で地盤が上昇、宮城県内も8割以上が回復傾向。岩手県内は地盤沈下が進行

宮城・福島の地盤は上昇、岩手の8割沈下続く





東日本大震災により広範囲で地盤沈下が生じた宮城、岩手、福島の3県のうち、震災から半年が経過して宮城、福島両県の広い地域で地盤が上昇に転じているのに対し、岩手県内では8割の地域で沈下が今も続いていることが、国土地理院の全地球測位システム(GPS)による観測でわかった。

 同院によると、震災発生直後の3月11日午後9時、宮城県石巻市の牡鹿半島では107センチ、岩手県大船渡市は77センチ、福島県いわき市は50センチ沈下するなど、3県のほぼ全域で地盤が沈下した。

 しかし、同日から8月31日までに、地盤が宮城県牡鹿半島で11・7センチ、女川町で9・6センチ上昇するなど、観測点23か所のうち8割以上にあたる19か所で回復傾向にあることを確認した。福島県内でも、61%の観測点が上昇しているという。

 一方、岩手県内では観測点32か所のうち8割を超す27か所で沈下が進行。3月11日に53センチ沈下した釜石市はさらに2センチ、47センチ沈下した山田町も8センチ下がるなど、宮城、福島両県とは対照的な結果が出ている。

(2011年9月15日12時51分 読売新聞)