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2011/09/03

金総書記、露ロシアのメドベージェフ大統領と会談 

北朝鮮総書記、ロシア大統領との会談で6者協議再開に同意
2011.08.24 Wed posted at: 18:48 JST
(CNN) 北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記は24日、東シベリア・ウランウデの軍基地でロシアのメドベージェフ大統領と2時間にわたって会談し、核問題をめぐる6者協議の再開に前提条件なしで応じると表明した。

6者協議は2008年を最後に中断している。ロシアの大統領報道官がインタファクス通信に語ったところによると、金総書記はさらに、6者協議を通して核燃料製造やミサイル実験を中止する用意があるとも述べた。

メドベージェフ大統領によれば、両首脳はこのほか、ロシアから北朝鮮を通って韓国へつながる天然ガスパイプラインの建設計画でも合意した。プロジェクトを監督する3カ国共同の委員会が設立されるという。

ロシア外務省は会談を控えた19日、北朝鮮の食料不足を緩和するため最大5万トンの小麦を提供すると発表していた。

金総書記のロシア訪問は2001年、02年に続く3度目。これまでと同様、特別列車で到着した。会談の場にはベンツのリムジンに乗り、カーキ色の軍服姿で現れた。メドベージェフ大統領に「初めてお会いしてから10年ですね」と語り掛け、大統領も「そう、あれは平壌でした。良い思い出です」と応じていた。






ロシアと北朝鮮、ガスパイプライン建設計画で合意
24.08.2011, 14:28
 ロシアと朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)は、ロシアから北朝鮮を経由して韓国へガスを供給するガスパイプライン建設プロジェクトの実現に向け、作業を進めていくことで合意した。
 ロシアのメドヴェージェフ大統領が記者団に声明を表した。メドヴェージェフ大統領は24日、北朝鮮の金正日総書記と会談した。

  ロシアと北朝鮮は、会談結果に基づき、専門の委員会を設置する。同委員会は、北朝鮮を経由するガスの輸送に関する両国の具体的な協力条件などを定める。

 メドヴェージェフ大統領は、北朝鮮がロシアと韓国との3カ国によるプロジェクト実現に大きな関心を持っているとの考えを表し、現在は技術的な作業が進められていると述べた。







ロ朝首脳がウランウデで会談、核問題など協議
2011/08/24 17:13
【ウランウデ聯合ニュース】ロシアを訪問している北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記が24日午後2時ごろ(現地時間)、ロシアのメドベージェフ大統領とウランウデ近郊ソスノブイボルの軍施設で首脳会談を行った。ロ朝首脳会談は2002年8月以来、9年ぶり。

 AP通信によると、金総書記は会談の冒頭、「遠くから飛行機で来ていただいて感謝する」とあいさつ。メドベージェフ大統領は「ここもロシア国内であり、隣人であるパートナーと話し合う時に、距離は問題にならない」と述べた。

 両首脳は今回の会談で北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議の再開と経済協力問題を集中協議するとみられる。ロシアのクレムリン(大統領府)はこの日、「核問題解決に向けた6カ国協議の早期再開を集中議論するだろう。ロシアは南北間対話および協力に向け平和かつ政治・外交的な解決案を支持してきた」と強調した。

 金総書記は首脳会談後、ブリャートオペラ劇場で公演を観覧してから帰国の途に就くとされる。特別列車の帰国路線は確認されていないが、現地専門家たちは中国を経由して帰国する可能性が高いとみている。







北朝鮮の核実験停止表明 米は「不十分」
2011年8月25日10時32分
 米国務省のヌーランド報道官は24日の会見で、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記がロシアのメドベージェフ大統領との会談で核や弾道ミサイルの実験を一時停止する意向を示したことについて、「本当なら第一歩として歓迎するが、十分というにはほど遠い」と述べた。

 日米韓は、6者協議再開には北朝鮮がウラン濃縮作業を即時停止する必要があるとしている。ヌーランド氏は、北朝鮮のウラン濃縮について「深刻な懸念であり続けている」とし、国連決議などへの「明確な違反」と強調。「北朝鮮が我々の示した全ての措置に応じる用意ができるまで、6者協議には戻らない」と述べた。(ワシントン=村山祐介)





北朝鮮:金総書記「核実験凍結用意」 「6カ国」無条件復帰も--露朝会談
 【モスクワ大前仁】ロシア訪問中の北朝鮮の金正日(キムジョンイル)総書記は24日、東シベリアのウランウデ近郊にある軍施設でメドベージェフ露大統領と会談した。チマコワ大統領報道官によると、金総書記は核問題の6カ国協議への無条件復帰と、協議の中で核・ミサイル実験凍結に応じる用意があると表明。北朝鮮の最高指導者が自ら協議の無条件復帰と核実験凍結の意志を明確にした形だ。

 ただ、大統領報道官の説明には、日米韓が6カ国協議再開の条件として要求しているウラン濃縮活動中断に関する発言はなかった。

 また両者は、ロシアから北朝鮮経由で韓国に至る天然ガスパイプラインの建設に向け、協力内容を決める「特別委員会」の設置で基本合意した。首脳会談に先立ち開かれた両国実務者の協議では貿易経済・科学技術協力の政府間委員会の設置を決め、25、26両日に平壌で初会合を開くことになった。

 露朝首脳会談は02年8月以来9年ぶり。メドベージェフ氏が大統領として金総書記と会談するのは初めて。会談は2時間以上続き、金総書記も大統領の訪朝を招請した。

 ロシア財務省高官は、北朝鮮にソ連時代から残される110億ドルの対露累積債務について、協議が再開される可能性が出てきたと述べた。

毎日新聞 2011年8月25日 東京朝刊