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2011/08/13

「認定証」には、大阪市の市章が入っており、同市の住民基本台帳カードに酷似していた。

医師免許持たない男性、大阪市住基カード変造か
 宮城県石巻市で医師免許を持たない男性が医師を名乗り、けが人の治療などを行っていた問題で、男性は市災害ボランティアセンターに、医師の証明書として存在しない「医師国家資格認定証」のコピーを提出した際、余白に「外部にモレる事が無いようご協力願います」などと手書きで記していたことが分かった。

 また、この「認定証」には、大阪市の市章が入っており、同市の住民基本台帳カードに酷似していた。

 同センターによると、ボランティア団体「WF(ワールドフュージョン)」代表の「米田きよし」を名乗って活動していたこの男性について、大阪市内の調査会社から6月下旬、「かつて結婚詐欺をしたことがあるのでは」との内容のファクスが送られたことなどから、同センターが医師としての証明書類の提出を求めた。

 男性が提出してきた書類はA4判で、上半分に「認定証」がカラーコピーされ、下半分に「WF代表小児科医米田の認定証原本コピーです」「本来、関係機関外に提出はしない為、外部にモレる事が無いよう合わせてご協力お願いします」とペンで書かれていた。

 この「認定証」について、大阪市の住基カードの担当者は「市発行の2種類のうち、顔写真や住所の入ったものとそっくり。警察の照会があれば調査する」と話しており、同市では、同カードが変造された可能性もあるとみている。

(2011年8月13日03時02分 読売新聞)













宮城・石巻市で医師免許を持たない男性がボランティア治療か 警察が捜査
宮城・石巻市で、医師免許を持たない男性が、医師と名乗ってボランティアの治療にあたっていた疑いが強まり、警察が捜査を始めた。
男性は、「ボランティア団体代表・米田 きよし」と名乗り、4月ごろから主にけがをしたボランティアの治療にあたっていた。
男性は、社会福祉協議会に、顔写真入りの「医師国家資格認定証」と書かれたコピーを提出していたが、厚生労働省によると、認定書は発行されていないという。
(08/12 19:54)





昭和44年 浪速区恵美須西1丁目5?








赤いワッペン?を拡大








NGOから助成金得ようと医師かたる?
2011.8.13 02:07 (1/2ページ)
 東日本大震災のボランティアらに無資格で治療行為を行っていた疑いのある「米田きよし(42)」を名乗る男性がNGO団体「インターナショナル・メディカルコープ」(米国)から助成金を獲得しようとしていたことが12日、産経新聞の取材で分かった。男性が所属するとかたっていた「リカバリー・フォー・ジャパン」の代表が明らかにした。

 県警生活環境課と石巻署は医師をかたった理由について、医師法違反容疑で事情を聴くため、行方を捜している。

 「米田」を名乗る男性が活動していたのは、被災地では最大規模のボランティア拠点である石巻市災害ボランティアセンター。被災地でのがれき撤去作業などのために全国から5カ月間でのべ9万人以上がボランティアとして参加してきた。

 県警生活環境課によると、12日に男性のニュースが報じられた後は、全国の警察を通じ、ボランティア経験者などから男性に関する情報提供が同課に寄せられている。県警は、男性が多数のボランティアと接触していた可能性があるとみて調べている。

 同ボランティアセンター関係者によると、男性は知られた存在で、4月ごろから同ボランティアセンターが拠点とする石巻専修大学で活動していたという。同ボランティアセンターの運営にあたる石巻市社会福祉協議会災害復興支援対策課の佐藤正幸課長は「一生懸命やってくれているという認識しかなかった」と話す。

 同協議会によると、6月には男性の身元を疑う情報提供があった。男性は一時期一緒に活動していた被災地の支援団体「リカバリー・フォー・ジャパン」の小児科医と示す名刺を持ち、自分は医師だと説明していた。だが、同団体の富永滋也代表は「『米田きよし』は、当団体には所属していない。勝手に名刺を作られ、使われた」と話しているという。
 男性は、同協議会に対し「海外でも医療支援活動をしている。困っている人を支援したくて来た」と話していたという。





朝日新聞「ひと」欄で紹介の医師は偽物!現在行方不明…
 朝日新聞は、10日付朝刊「ひと」欄で宮城県石巻市の「ボランティア専属医」と紹介した男性が、日本の医師資格を持っていなかったとするおわびの記事を12日付朝刊(東京本社)に掲載した。「米田きよし」と名乗る男性は4月からボランティアに対して医療行為を行っていたが、ニセの医師だったことが判明。現在、行方が分からなくなっており、宮城県警は医師法違反の容疑で捜査を開始した。

 被災地で奔走する「ボランティアの専属医」は、実はニセの医師だった。

 朝日新聞によると、10日の掲載後に第三者から「医師ではない」と指摘を受け、調査した結果、医師資格を持っていないと判断。12日付朝刊で、新たに分かった事実を報じる記事とおわびの記事を掲載した。記事の中で取材に応じている男性は「名前の部分は偽名だ」としながら「認定証はカナダ政府に作ってもらった」「米国で取得した免許を書き換えており、自分は医師だ」などと主張している。

 現地のボランティアの窓口となっている石巻市社会福祉協議会によると、男性は4月上旬から現地入りし、医療行為を行っていた。しかし、6月下旬に「男性は医師ではない。滋賀県で結婚詐欺をした人物ではないか」との情報が寄せられたため、同協議会が医師免許の提示を要請。男性は「医師国家資格認定証」との書類を見せ、医師であることを主張した。だが、国内の医師資格を証明するのは「医師免許証」のみ。協議会の佐藤正幸課長は「一生懸命な方だったので、ホントかなあというのが正直な気持ちです」と話している。

 男性はボランティア団体「リカバリーフォージャパン」の名刺を持っていたが、同団体の富永滋也代表は「非常に迷惑。顔を合わせたことがあるだけ」と無関係を強調し「彼は詐欺師です」と憤りを隠さない。

 男性は別に「ワールドフュージョン」なる団体の代表として日本財団に助成金を申請。6月に100万円を交付を受けていた。財団の担当者は「携帯に電話しても連絡が付きません。事実が確認されれば助成金の返還を求めます」とした。

 男性は今月上旬に「福島に行く」と言って石巻を離れており、県警石巻署は医師法違反(無資格医業)容疑で行方を追っている。

(2011年8月13日06時01分 スポーツ報知)