2011年08月22日10時41分
北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)国防委員長はロシア訪問2日目の21日(現地時間)、ハバロフスクから北西に約680キロ離れたアムール州のブレヤ水力発電所を訪問した後、23日に朝ロ首脳会談が予定された東シベリア・バイカル湖付近のウランウデに移動した。
21日から中央アジア・モンゴルを訪問中の李明博(イ・ミョンバク)大統領は、23日にはモンゴルの首都ウランバートルにいる予定で、南北首脳がロシアとモンゴルの境界地域の半径450キロ以内に同時滞留する可能性が高まった。
中国を訪問中のバイデン米副大統領も22日に訪中日程を終え、この日モンゴルをしばらく訪問した後、同日に日本へ向かう計画だ。青瓦台(チョンワデ、大統領府)関係者は「李大統領とバイデン副大統領が会う可能性もある」と述べた。
ロシア現地インターネットメディアのポータルアムールは、金委員長が特別列車でこの日午前10時30分(現地時間)、ブレヤ発電所から最も近いブレヤ駅に到着したと写真を載せながら報じた。リアノボスティ通信は「金委員長は駅でイサエフ極東管区大統領全権代表とコジェマコ・アムール州知事の案内を受けながら、北朝鮮から特別列車に積んできたメルセデスベンツの車に乗ってブレヤ発電所に移動した」と伝えた。
通信は「金委員長が乗った特別列車は17両で構成されている」とし「うち4両は金正日委員長に随行しているイサエフ・ロシア極東管区大統領全権代表とロシア警護要員が使用している」と報じた。
特別列車の先頭の客車は執務室、2両目は寝室、3両目は通信室で、他の車両には警護要員と随行要員が乗り、ベンツも1両を使用している。金委員長は昨年5月の中国訪問から17両の列車に乗っている。01年、02年のロシア訪問は13両だった。17両という点から後継者の金正恩(キム・ジョンウン)は同行していないとみられる。金正恩が同行した場合、少なくともさらに3、4両増えるということだ。
金委員長に随行中の元ハバロフスク州知事のイサエフ氏は10年前、金委員長とプーチン・ロシア大統領(59)が韓半島縦断鉄道(TKR)とシベリア横断列車(TSR)をつなぐ事業を議論した際に重責を引き受けた人物。金委員長はイサエフ氏の案内で発電所を視察した。一部では金委員長が発電所でプーチン首相に会うという観測が提起されたが、金委員長とプーチン首相の面談はなかった。
ロシア極東地域で最大規模の水力発電所であるブレヤ発電所は、ロシアから北朝鮮を経由して韓国につながるガスパイプライン建設計画を提案した際、重要な電力供給源に浮上したところ。ロシアは北朝鮮を通過して韓国につながる送電線を建設した後、ここで生産された余剰電力を韓国・北朝鮮に供給するという構想をしてきた。
金委員長は発電所を視察した後、昼食を終え、午後4時ごろ、列車でメドベージェフ大統領との首脳会談が予定されているウランウデ地域に移動した。金委員長は前日、ハサンからロシアに入った後、他の場所には寄らずそのまま北上し、午前4時ごろハバロプスク駅に到着、30分間ほど停車した後、アムール州のブレヤに移動した。
◇ブレヤ水力発電所=09年に建設されたロシア極東地域の最大水力発電所。水を貯蔵するコンクリートダムは長さ810メートル、高さ140メートル。発電設備は335メガワット容量のタービン6基で構成され、最大出力は2010メガワット。
http://japanese.joins.com/article/000/143000.html
http://japanese.joins.com/article/001/143001.html
李大統領、モンゴルの首相・国会議長と会談
2011/08/22 19:14
【ウランバートル聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領は22日、モンゴル・ウランバートルで同国のバドボルド首相、デンベレル国会議長とそれぞれ会談を行った。
李大統領とバドボルト首相は1990年に国交を結んでから両国がさまざまな分野で協力関係を発展させてきたことを評価し、両国関係がさらに強化されることに期待を示した。また、エネルギー・資源分野で実質的な協力が深まり、人的・物的交流が活性化できるよう協力することで合意した。
デンベレル国会議長との会談では、両国議員の交流強化などについて意見を交換した。
これに先立ち、李大統領はウランバートル市内のホテルで、モンゴル大学生が参加する韓国語スピーチコンテストの入賞者や韓国留学経験者らの若者たちと懇談会を開いた。李大統領は懇談会で、韓国とモンゴルの協力関係の発展のため、モンゴルの若い世代が橋渡しの役割を果たしてくれるよう呼びかけた。
バイデン米副大統領、中国訪問を終えモンゴルへ
2011-08-22 11:02:33
アメリカのバイデン副大統領は22日、中国訪問を終えて成都を離れ、モンゴルへ向い、アジア歴訪を続けています。中国を訪問期間中に、バイデン副大統領は北京と四川を訪れ、胡錦涛主席ら中国の指導者と会談し、習近平国家副主席と数回にわたって接触しました。バイデン副大統領は多くの場で、「アメリカは投資者を失望させない」と強調しました。
政治会談のほか、バイデン副大統領は中米企業家座談会に出席し、また四川大学で講演を行うと共に、汶川震災後再建された都江堰市の中学校を見学しました。北京では、民間のレストランで伝統的な麺料理「炸醤麺」(ジャージャー麺)を試食し、市民の関心を呼び起こしました。
バイデン副大統領はさらに、目下最も注目されているアメリカの長期国債問題や、中米間における議論のハイライトである双方の貿易と知的財産権の保護問題、および朝鮮半島の核問題など地域の安全問題について言及しました。中米関係についてバイデン副大統領は、「協力ということのみでなく、両国間には多くの分野において良好な競争が存在している。中国の台頭はアメリカないし世界の利益に合致する」と述べました。(董燕華、中原)
金総書記、ウランウデ入り 24日にロ朝首脳会談
【ウランウデ共同】ロシアを訪問中の北朝鮮の金正日総書記を乗せたとみられる特別列車が23日、メドベージェフ大統領との会談地、東シベリアのウランウデに到着した。ロシア政府筋によると、メドベージェフ氏は24日にウランウデ入り。首脳会談は同日行われ、北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議再開や両国の経済関係強化などを協議する見通し。
現地当局は、列車が22日中にウランウデに着く可能性もあるとみて、同日朝、駅に両国国旗を掲げた。警備当局は22日から態勢を大幅増強、駅前広場への車両進入を禁止した。
2011/08/23 09:36 【共同通信】