2011/8/25 17:37
福島県は25日、県内で今年初めて収穫された会津坂下町産の早場米を検査し、放射性物質が検出されなかったことを明らかにした。佐藤雄平知事は「検出されず、胸をなで下ろしている」と記者団に語った。
国が定めた暫定規制値は玄米1キログラム当たり放射性セシウム500ベクレル以下だが、検査結果は検出限界値を下回った。予定通り出荷される見通し。県は検査結果の詳細を25日午後7時ごろに記者会見で発表する予定。
県は会津坂下町の水田で22、23日に収穫した早場米から、24日に計2キログラムを検体として採取。25日に県農業総合センターで検査した。同町は県西部に位置し、福島第1原子力発電所からの距離は約100キロメートル。